武蔵野東学園広報 第37号    平成23年(2011年)7月19日発行

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中学校

  合唱コンクール

優勝した3年B組の合唱

 梅雨の合間にも夏を感じる一日、7月5日に第28回合唱コンクールが三鷹市芸術文化センターで行われました。年々、クラスによる取り組みが充実し、行事運営委員、指揮者や伴奏者が中心になって、早いクラスは4月から曲を決めて練習に取り組んでいました。
 今回は演奏の発表前に、クラスの代表者が自分たちの選んだ曲について紹介することを試みましたが、曲想をどう理解したか、演奏を通じてどんなことを表現したか、といったコメントがあり、生徒たちが技術だけでなく音楽性も磨きながら、本番まで練習を進めてきたことが窺えました。
 すべての賞を3年生が独占する結果となりましたが、合唱にかける情熱、取り組み方ともに最上級生らしく、格段の違いをもっての入賞でした。以下は学園の音楽科の審査員の先生方による評です。
 優勝は『ひとつの朝』を歌った3年B組。「本番ではミスなく、音程・ハーモニーともに正確に演奏できたことが良い。細かいリズムの歌詞がはっきりしていたらなお良かった。」準優勝は『雲の指標』を歌った3年A組。「力みなくハーモニー作りができていた。自分たちで曲を理解して表現を考えていたところが良い。盛り上がりがもうひとつ。」特別賞は『遠い日の歌』を歌った3年CDE組。「難度の高い歌であり、また混声三部合唱の曲を同声三部合唱(1クラスが1パートを担当)として歌いきった力量が素晴らしい。」指揮者賞は3Aの古川くん。「自分なりに工夫した指揮と、リーダーとしてクラスをよく取りまとめた貢献度を評価。」伴奏者賞は3Bの宮島喜来くん。「卓越したピアノの技量に加え、音楽性をもってクラスの合唱を指導した力量を評価。」入賞は逃しましたが、男子が変声期でありながらもしっかりとハーモニーを作り歌った1年生のクラスなど、評価の高い演奏もありました。
 各クラスの選んだ曲には、未来に続く希望を表現した曲が多く見られました。自分たちのめざす高みへと、クラスの仲間と心をひとつにしてきた1学期の日々は、曲と同じく、希望をもって未来へ向かう東中の生徒の姿そのものでもありました。

 吹き抜けホールが完成

 中学校は、昨年末から夏にかけて第二期改修工事を行っています。このほど地下アミティエホールと1階をつなぐ「吹き抜けホール」が完成しました。今までは通用門から続く校舎の外階段というイメージでしたが、大きなガラス屋根がかけられ、校舎1階廊下から室内を通って地下へ降りることができるアクセスルートとなりました。単なる階段という機能だけではなく、生徒が和める室内空間となっています。
 木調の階段は高低差をあまり感じさせないデザインです。ホールの正面の壁面には自動で昇降できるバトンが備えられ、高さを生かして大規模な作品もかけることができます。現在はCDEクラスが制作した大きなキルト作品を展示しています。階段下には陶芸の窯を設置し、校舎の陶芸室で制作した陶芸作品を、いつでも焼くことができます。階下のスペースには陶芸の作品を展示する棚があり、日常の学校生活では生徒たちが、またアミティエホールを訪れた方々が、いつでも作品を鑑賞することができます。この夏には増築棟を初め、ホームルーム教室や特別教室の改修が行われます。秋以降の教育活動に新たな発想が加わることが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

  (画像:左 完成した陶芸作品を飾る棚      
 上 吹き抜けホールとキルト作品の展示)

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