武蔵野東学園広報 第40号    平成24年(2012年)9月28日発行

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高等専修学校

  第22回 全国高等専修学校体育大会

北麓公園体育館での開会式

 7月24日から27日の4日間にわたり、富士北麓公園・河口湖町民体育館において第22回全国高等専修学校体育大会が開催されました。第1回大会は平成3年11月に埼玉県杉戸町で開催されました。この大会は、高等専修学校の生徒が高体連への加盟ができず、高等専修学校に全国的な大会をという呼びかけで、理事会において急きょ決定したため1日のみで開催されました。本校は、第2回の神奈川大会から参加しておりますが、なかなか競技での上位入賞は果たせませんでした。第6回の東京大会ではプログラム作成にあたって、大会のシンボルマークコンテストを実施。見事、本校の生徒がグランプリを獲得し、このデザインは、現在でも使用されています。また、第8回大会のメダルは全て本校の陶芸コースの生徒が作成しました。本大会を共催しているNPO高等専修教育支援協会のシンボルマークも実は本校の生徒の作品なのです。さて、今年はロンドンオリンピックが開催され日本勢が大活躍しましたが、今大会でも本校の生徒は素晴らしい成績を収めました。男子駅伝競走では本校が持っていた記録を塗り替えて大会新記録で優勝。5区間中4区間で区間賞。区間賞は逃したものの1区は区間新。男子陸上1500mと5000mは1~3位を独占。卓球団体は男女がアベック優勝。卓球個人では女子が1~3位を独占。男子は準優勝と3位。スポーツ吹き矢は初の団体優勝。個人で準優勝と3位。自転車競技は女子が団体で準優勝。野球部は決勝戦で敗れたものの素晴らしい闘志を見せて準優勝。このほかにも素晴らしい成績を収め、今大会は優勝旗4本を持ち帰るという過去最高の結果を出すことができました。今年度から全国高等専修学校協会の会長に就任した清水校長から直接優勝旗を受け取り、生徒たちにとっても思い出に残る素晴らしい大会となりました。
                        (画像右: 大会新記録の男子駅伝)

 林間学習 3泊4日に

  埼玉県秩父市にある県立大滝げんきプラザで行っている1・2年生の林間学習。昨年度までは2泊3日で行っていましたが今年度より3泊4日の日程で実施しました。初日はあいにくの天候で、予定していた2年生のテントでの宿泊を研修棟に変更しました。翌日は台風一過。この施設は標高約900mの自然に恵まれた山間にあり、都会では出来ない学習活動や野外活動また勤労活動を体験してきました。今回は薪作り・こんにゃく作り・まんじゅう作り・うどん作り・開墾・ハイキング・キャンプファイヤーと盛りだくさんです。林間学習中、1年生は3回、2年生は4回が飯盒炊さんです。初めて参加の1年生は初回のカレー作りに悪戦苦闘。しかし、2回目は反省を生かして時間内に美味しいカレーができあがりました。1日増えたことでゆとりある4日間のプログラムをこなして、自然と調和することの大切さ、食のありがたみ、仲間の大切さなど、多くのことを学ぶことができました。
(画像:真剣に取り組む飯盒炊さん)

 災害に備えて

  今年の夏は、中国地方と九州北部の豪雨で甚大な被害を受けました。学園では、災害時に備え、以前から乾パンや水等の災害用食品や物品を備蓄していましたが、東日本大震災後、より充実したものにすべく準備を進めています。特に今年度は、全校生徒が3日間、帰宅できず、学校で寝泊まりしても大丈夫なように、新たに缶入りパンや保存水、クイックシュラフや簡易トイレを購入しました。その他、発電機、投光器、手巻き式ランタン、手回し充電ラジオ、救急セット、クイック四つ折り担架、ヘルメットや防災用革手袋など。また、生徒の安全を第一に考え、防災マニュアルの見直し等も行い、万一に備えています。
「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、災害備品を使用しないですむことを願います。

 
(画像:災害用グッズ)

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