武蔵野東学園広報 第40号    平成24年(2012年)9月28日発行

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教育センター

  新しく2つの教室と相談室が増設されました

 学園の50周年記念事業の一環として実施された資料保管庫内の資料の電子化が終了しました。これに伴い夏休み中に資料保管庫の改修工事を行い、2つの教室と相談室を増設し、体育倉庫を拡張しました。教室は、廊下から療育の様子が見えやすいように大きく窓を取り、どの年齢の子どもたちにも対応できるように可動式の黒板を備えつけました。相談室は、教育相談や心理検査、言語プログラムなど多用途に使えるようにしました。療育プログラムは4月に452名でスタートし、今現在483名が受講しています。受講者が年々増加していることもあり、今回の増設で、子どもたちにとっても保護者の方々にとってもより快適な療育環境を提供できるようになりました。

廊下から見た教室(ルームD・E)

教室(ルームD)

相談室1

 保護者勉強会(4月・6月)

 センターで実施している療育や支援に対して共通の理解をもっていただくために保護者勉強会を4月、6月に行いました。4月の「育てよう、コミュニケーション」では、手鏡を使って口腔内を観察したり、発音や発声などの改善につなげるために、煎餅を噛むときやストローで吸うとき唇や舌がどのように動いているかを体感してもらったりしました。6月の「遊びから学習へ~教科学習の土台作り~」では、学習のポイントや支援の方法について、一つひとつの教材を見ながら説明しました。また「自転車指導・初級」では、練習風景を上映しながら自転車に乗れるようになるためのポイントを解説しました。この勉強会は、実際の教材を視覚的に見たり、体験したりできるような実践型の学びの機会となっています。引き続き一緒に学ぶ場を作っていきたいと思います。

   (画像: 保護者勉強会の様子)

 サマープログラム

 第1回目が8月2日~6日、第2回目が8月10日~14日の日程で、サマープログラムを実施しました。受講者は1・2回合わせて125組でした。遠方の方が参加しやすいようにと企画されたプログラムということもあり、熊本県、徳島県、広島県、宮城県など遠方にお住まいの方々が多く受講されました。
 幼児は、折り紙やモールを使った製作や認知課題、小学生以上は、「お金と買い物」「道順」「道のり」という生活に生かせる課題に取り組みました。また学習以外にも、ソーシャルスキルや合同体育など楽しい活動を多く取り入れました。保護者の方々からは「こんなに彼らの将来を心配してくれている先生方は他にいないと思いました」「子どもたちへの働きかけ、注意の向け方、テンポのよさなど、どれも感心して見ていました」「愛情のこもった接し方に子どもが引き込まれていくのがわかった」「講習を聞いて、私の普段の接し方を変えていかなければいけないと感じた」などの感想をいただきました。

製作活動(幼児)

買い物の授業(小学生)

合同体育(幼児)

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