武蔵野東学園広報 第41号    平成25年(2013年)3月8日発行

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中学校

 ボストン東からの来校者と交流

 今年も2月の小・中発表会に合わせて来日されたボストン東スクールの方々が、各園校見学の中で中学校に立ち寄り、中学1年生の英語の授業で交流をしてくださいました。
 来校されたのはボストン東スクールのガーランド理事長やエグゼクティブディレクターのケリーさん、そして小・中学校部門、高校部門の先生などの方々で、生徒8~9人ずつのグループにお一人ずつ入っていただきました。初めに生徒たちは、名前と自分の好きなものを言って自己紹介。その後、事前に考えた質問を順にしていきました。“Do you like~?””What ~ do you like?” など簡単な質問から始める生徒が多かったのですが、ボストンの方々が質問をしてくれたり、会話の中に日本でもなじみのあるものが出たりすると、質問とは関係なく会話がはずんでいきました。会話が通じると面白くなり、「〇〇って、英語でなんて言うんだっけ。」など友達に聞きながら、積極的に話しかけていました。交流の一部に、お名前を伺って、その発音を漢字の音にあてはめて表現し、紙に書いてさしあげるという企画があり、生徒たちは漢字の知識を総動員して考えました。「ジョンの“ン”は漢字にはないよ。」「“ン”は“夢”にしたら、いい意味になるんじゃない?」など、なるべく英語の発音に近く、喜んでもらえそうな漢字を選び、漢字の意味を一字一字、説明して手渡していました。
 この英語の授業後、なぜか他の教科の先生にまで英語で話しかける生徒が何人もいて、この交流がかなり印象深く楽しかったことが窺えました。

 研究活動展示会

 1、2年生AB組は、興味・関心を持ったものをテーマとして、およそ1年間をかけて調べ、考え、まとめあげる『研究活動』を全員が行っています。今年度2年生は学園祭にて展示、1年生は1月に提出と校内展示をして、このほど全員についての審査が行われました。単なる調べ学習ではなく、調べたことを分析し考察して、オリジナルなまとめ方をすることを目標としており、優秀賞や佳作に選出された作品は、どれも個性的で完成度も高いものばかりでした。特に2年間同じテーマの研究をしている生徒は、実験の過程の失敗にも深い考察があり、普段の教科学習を越えた学びが見られました。1年生は友達や先輩の作品を見て、来年の研究テーマを考えていきます。
 「優秀賞」受賞作品のテーマ
2年生 ・人と自然 ~今後の自然との共生
    ・「聴く」にとどまらない音楽の魅力(作曲)
    ・詩の創作 ~表現技法の効果
    ・バーナーを作る・続編
    ・聖徳太子像と皇国史観
1年生 ・世界遺産~国立西洋美術館の登録への課題
    ・動物の「皮」が「革」になるまで

 卒業制作展と高校進学状況

 2月末から3月初めまで、ロビーには3年CDE組の「技能」の時間に制作した卒業制作の作品を展示しています。陶芸と切り絵はランプシェード、手芸は刺し子のエプロン、クラフトは壁掛けランプ、絵画は静物画、コンピュータはTシャツプリントの作品。どれも感性豊かな、中学校3年生としての力がわかるものばかりで、AB組生徒や下級生たちも感心して見入っていました。

 また3年生AB組の高校進学は、私立では早大実業学校、ICU、豊島岡女子学園、法政大学、明治大学明治、中央大附属、都立では西、国立、八王子東、立川、武蔵ほかに合格を果たし、各自が将来の目標に照らした進路選択を行いました。

(画像:作品の数々)

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