武蔵野東学園広報 第7号 【オンライン版】    平成13年(2001年)7月18日発行

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中 学 校

ボストンとの交流

~友愛エクスチェンジ2001、
    そして2002~

第1回ボストン学習 実施

 3月21日から31日まで、希望者31名によるボストン学習が実施されました。内容はボストン東スクール訪問のほか、ボストン郊外にあるネイティック(Natick)タウンにあるジョン・F・ケネディ・ミドルスクールで丸一日現地の中学生と一緒に授業をうけ、ミドルスクールに通う生徒の家に一人で3泊のホームステイをすることなど。
 帰国後に全校生徒の前で行われた報告会では、「アメリカでは教科ごとに生徒の方が教室を替わる」「違った学年が一緒に授業を受ける」「服装が自由」「登校・下校はスクールバスか、家の車の迎え」などのカルチャーショックや、ホームステイで英語でコミュニケーションをとったこと、ホストファミリーの温かさに感動したことなどが語られ、11日間の体験談はどれも重みがありました。今回の交流についてネイティックタウンは、タウンをあげての事業として取り組んでおり、議会から公式な訪問者として認める宣言書をいただくなどの歓待を受けました。

 


ケネディミドルスクールにて


ミニットマン像の前で

日米双方でのホームステイが実現?

 第2回ボストン学習は来年の3月に「友愛エクスチェンジ2002」として実施され、3泊のホームステイや授業体験の他、ホスト役の生徒と一緒に観光する計画です。一方、ケネディミドルスクールがその翌月の4月に日本を訪れ、中学校と交流することを検討しています。この日本訪問は、アメリカの公立校の間でも話題をさらう画期的な事とのことで、日本でのホームステイも希望しており、すでに中学校では、アンケートにより24家庭から受け入れの申し出がありました。
 日本訪問が実現した場合は、生徒全員が国際的な交流を経験できることになります。特にホームステイを引き受けるホスト役の生徒にとっては、宿泊した生徒とこれから長い友だち関係を続けていくことも可能で、きっと双方にとって忘れ難い想い出になることでしょう。

 

新しい教科

「生命科」「実習」など

 中学校では今年から新しい教科としてAB組に「生命科」CDE組に「一般教養」「実習」「体験」(選択教科)が導入されました。その中からいくつかの取り組みを紹介します。

生命科

 『自分の存在の重さを知り(自己存在感)他の人の存在の重さも感じることのできる生徒』であるよう、中学生なりに生命の大切さを学ぶべく設けました。1学期に学習した単元は1年生は「友愛」、2年生は「将来観」、3年生は「平和」です。教材は様々ですが、6月21日には「将来観」に関わって保護者であるお父さんおふたりに生徒向けの講演をしていただきました。普段忙しそうにしているお父さんが会社の中でどんな仕事をし、また社会はどのように動いているのか、自分の将来にも重ね合わせて勉強になりました。


穴井さん、田中さんによる講演

実習

 社会自立を視野にいれ、作業の要素を体験として学習していく授業です。学年によって内容は違いますが、1学期はバンダナを使った袋、ひも編みのコースター(被服)、サラダ、スパゲティ(調理)、封筒作り(作業)、工具の使い方(木工)などを行いました。作業の過程を学びながら最後には作品ができあがるので、楽しい授業です。


実習「被服」

 

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