入園案内

FAQよくあるご質問


自分の気持ちを表現することは大事なことです。その中には泣いて嫌がるという表現もありますが、これは幼児期ならではのことです。精一杯の子どもの表現をまず受け止めることが保育の基本です。ですから本人の気持ちを上手に聞きます。なぜ嫌がるのか原因や理由がはっきりしている場合は対応しやすいのですが、体調が崩れていて朝から調子が悪かったり、何か他に困ったことがあったりして、それが影響している場合もあります。教師は一日の幼稚園生活全体から子どもを捉えています。
人間関係は、友達にも自分の思いを伝えられること→同様に友達の思いを受け止めること→互いにとってよい方法を見いだすこと、というステップで深まっていきます。このプロセスの中にけんかがあります。
この間にいて互いの思いをつなげていく教師の役割は大切ですが、プロセスを見極めながら、見守ることもあります。よいこと悪いことの価値基準ももちながら、なかよしに向けて援助していきます。状況によっては速やかに子ども同士の関係に介入することも教師の大事な役割だと考えています。
幼稚園では定時にトイレに通うことから始めます。おむつは使用しませんが、排泄の失敗は決して悪いことではありません。失敗したことで自信を失わないような温かい雰囲気を大切にしています。本人のプレッシャーにならない範囲で、少しずつトレーニングされるとよいでしょう。
ご家庭での食事の様子や導き方を参考にしながら子どもの食の傾向や量を把握します。食事も全部食べなくてはいけないというのではなく、子どもにあった量で、無理のない範囲で少しずつ働きかけていきます。何よりも幼稚園に安心して通えることを第一に考え、幼稚園で楽しく食事がとれるように配慮しています
昼食のメニューには、食材をまとめて表記しています。 乳製品、卵のアレルギーの方には、除去した昼食を用意しています。アレルゲンを完全に除去しなければならない子どもには、みんなと同じおべんとう箱をご家庭にお貸しして、保護者の方におべんとうを作っていただいています。
両園舎には養護教諭が常勤しています。発熱や腹痛などの内科的な疾患の場合には、ご家庭へ連絡して、お迎えがあるまで安静を保ちます。また外科的な対応が必要な場合には、ご家庭への連絡とともに応急手当てをして病院へ移送します。保険面では、日本スポーツ振興センター(文部科学省の外郭団体)の災害共済給付制度にも加入しています。
個々の子どもの育ちを理解して、その子にふさわしいかかわりをもつことが、保育の基本です。子どもの姿を丁寧に捉え、様々な発信物を活用して保護者の皆様と育ちを共有するようにもしています。さらに本園では、担任の先生はもちろんのこと、多くの専門分野の先生が様々な視点から園児にかかわり、教育しています。保護者の皆様からも「うちの子にたくさんの先生が親身にかかわってくれる」「きめ細やかな愛情のある先生たち」「子どもの気持ちを尊重してくれる」などの感想をいただいています。
月に1回、幼稚園で保護者研修会があります。園長から「生活療法」や「混合教育」についての話をしたり、保育内容について特別支援教育コーディネーターから説明したりします。また、武蔵野東小学校の教師が小学校生活についての話をしたり、上級校の保護者の方に経験談などの話をしていただいたりもしています。その他に、幼稚園から高等専修学校の自閉症児の保護者があつまる合同保護者研修会や個人懇談があります。