中学校の治療教育 武蔵野東中学校
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社会自立を視野に入れ、実生活に即した指導や専門教科に力を入れています。思春期を迎えた自閉児を精神的に安定させ、子どもから大人の考え方にしていくことにも配慮して指導しています。

 ●情緒の安定と忍耐力の養成
通常でも中学時代は心身の発達がアンバランスで不安定な時期です。自閉児にはこの傾向が顕著に見られます。この時期に精神的に落ち着いて健康的な生活を継続していくためには、適度なエネルギーの発散が必要です。その点を十分考慮し、運動のもつ心身の爽快感や充実感によってもたらされる情緒の安定や忍耐力の養成に努めています。

●精神的自立を図る
中学生としての精神的自立を図ることは重要なことです。そのひとつとして、1学期の6月に生活面の完全自立と学級づくりを目的として2泊3日の合宿を実施しています。親元を離れての共同生活の結果、自立心が育ち自分の生活管理が一段と向上し、友愛の心が育まれ精神的にも中学生らしいたくましさが見えてきます。

  ●教科学習で能力を引き出す
各々の到達目標をめざして、教科の基本事項を徹底指導しています。また、補習の時間を設けて各自の弱い部分を重点的に指導し、一人ひとりの能力を引き出しています。実生活に即した指導にも力を入れており、専門教科指導(絵画・陶芸・切り絵・工芸・器楽・家政・ワープロ)では、生徒の個性も見定めながら、高等専修学校の教育へつなげています。

●中学校の混合教育
自閉児は小学校同様に少人数のクラスに籍を置き、個々に応じた健常児との混合教育を展開しています。中学校では健常児と自閉児がクラスの枠を越えた学習や諸活動の交流を積極的に行い、学年活動・行事に取り組んでいます。教科学習では個人の習熟度によって、国語・数学を中心に時間割を調整し混合の授業を行っています。日常の交流の成果は、合唱コンクールやスポーツ大会、校外学習などの行事にも顕著に表れています。

●進路について
ほとんどの生徒は内部上級校(高等専修学校)に進学しています。それに向けての内容もカリキュラムの中に組み込み、重視しています。生活に必要な技術・技能を習得し学力を高めて、社会自立に向けた個々の課題克服の基礎をこの中学校教育の段階で培っています。

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