お兄さんお姉さんありがとう
9月30日には東中学校3年生が、幼稚園に来て実習を行いました。生徒の皆さんは実習に向けて子どもたちが使える遊び道具を、1学期のころから考えて作ってくれました。
当日は、紙芝居、魚釣りゲーム、ビー玉的当て、すごろく、だるま落としなど手作りのおもちゃで遊んでもらい、子どもたちも大喜びでした。
そして、園庭では一緒になって鬼ごっこや、サッカーをして遊んでもらったり、また10月4日(土)の東中のスポーツ大会で演技する予定だった縄跳びの技を子どもたちの前で見せてくれました。交差跳び、2重跳び、はやぶさをみて「すごい!」「おおーっ」と歓声が上がり、その後は、お兄さんたちにあや跳びや2重跳びを教えてもらい、みんなとってもうれしそうでした。最後には、二本の長縄をつかってのダブルダッチにみんなで挑戦しました。
その他にもダンスやバスケットボール、折り紙ともりだくさん。「たくさん遊んでくれてありがとう!」と、園児たちからはお兄さんやお姉さんたちにお礼のことばを伝えていました。思い出に残る楽しい1日を過ごしました。
高等専修学校のお兄さん、お姉さんも幼稚園の実習として盆踊りやお芋掘りに来てくれて、子どもたちの面倒をよく見てくれました。
園児たちは、畑で「お芋どこかな?」と一生懸命に土を掘っていましたが、やはり子どもの力では最後まで深く掘ってお芋を取り出すことはできません。お兄さんやお姉さんたちが手伝ってくれて、やっと大きなお芋が土の中から見えてきました。お芋が抜ける瞬間、「ほれたよー!!」と喜びの歓声があちらこちらであがりました。子どもたちはどろんこになりながら楽しんでいました。お兄さんもお姉さんもいっしょにどろんこになってくれました。
最後には、お芋を大きな袋の中に入れて、トラックまで運んでくれたりして私たち教師もとても助かりました。
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お米の話
武蔵野東小学校では毎年稲作を行っていますが、幼稚園でもささやかにバケツ栽培をしました。在園児の保護者から種をいただいたり、小学校自慢の苗の一部を幼稚園に譲ってもらったりして、育ててきました。おかげさまで冷夏なりに苗は大きく育ち、金色に輝く穂となりました。時折、すずめが集まりお米を食べていたのどかな風景も。
今年は学園の教科研究部のつながりから、東小学校の見米先生がお米を題材とした交流授業を年長児に行ってくれました。
子どもたちには、「小学校の先生が稲の話をしに来てくれるからね。」と話をしてきましたから、みんな楽しみにしていました。
当日は、話が始まると子どもたちは身を乗り出して聞いていました。先生の自己紹介から始まりましたが、見米先生がお米くんというキャラクターに変身して、『お米を使ったお料理ってどんなものがあるかな?』と、クイズをだしたとたんに、「カレーライス」「チャーハン」「だんご」などたくさんの答えが子どもたちからはかえってきました。また、2㎏、5㎏の米袋を持ってみたり、実際にといでみたりする体験の時間も用意してくれました。年長児であっても2㎏の袋を軽々と持った上に、さらに5㎏の袋も持ってしまう子がいたり、「くるくる、ぎゅっぎゅっ。」と見事にお米をとぐ姿がみられたりもしました。
最後にお米は、20回かむとそのエネルギーがよりよく吸収されることも学びました。その日の給食に出たおにぎりは、いつものおにぎりとはまた違った物に見えたようで、全部食べた子がたくさんいました。
翌日、「昨日、お家でお米をといだよ。」と言いながら元気に登園してきた男の子や「20回かんだよ。」と教えてくれた子もいました。子どもたちの心に鮮明に残った授業でした。
写真 左上: 生徒が作ってくれたビー玉的当て
左下: 土を深く掘ってくれているお兄さん
右: お米くんに変身した見米先生
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