猪苗代稲刈りツアー
10月18日(土) 静まりかえった早朝の三鷹駅北口にブルーのトレーナー姿の子どもたちがどんどん集合。6時30分、18家族46名が猪苗代に向けて出発しました。5年AB組が5月の校外学習で田植えをした猪苗代のたんぼの稲がたわわに実り、刈取りの季節になったのですが、今回のツアーは中学校後援会の会長で5年生の稲作の指導を引き受けてくださっている高橋さんが企画して、保護者の村田さんが中心となって準備と当日の進行を担当してくれました。4時間半あまりの長旅でしたが、バスの中では西山さんが楽しいレクリエーションを進行してくれました。ビンゴ大会では景品までついて大いに盛り上がっていたので、あっという間にお世話になる小林さんの家に到着しました。これまでの5ヶ月間は小林さんに世話をお願いしていましたが、念願かなって稲刈りが実現したことはとても嬉しいことでした。(写真上:磐梯山をバックに記念撮影)
まずは小林さんが手刈りの手本を見せてくれました。鎌でどんどん刈る姿に「速~い。」と感嘆の声。学校で3株刈るだけで腕を痛くした子どももいた程でしたので、あまりの手際の良さに驚いたのでしょう。子どもたち、そしてお父さん、お母さんも小林さんの姿をまねて始めました。足元が濡れていて靴もぐちゃぐちゃになりましたが、みんな楽しそうでした。お母さんの中には稲刈りにはまってしまった方もいらっしゃいました。手刈りで40分ほどやった残りはコンバインで刈りとってもらいました。
昼食は近くの運動公園でおいしいお弁当を食べ、子どもたちは遊具でおもいきり遊び、保護者は小林さんから“食”についての話をうかがい、それぞれに充実した時を過ごしました。
帰りのバスは疲れてぐっすりかと思いましたが、子どもたちは行きと同じくハイテンション。西山さんのレク係も再び登場し、楽しいうちに三鷹へと戻ってきました。13時間あまりの充実した貴重な体験の旅も無事に幕を閉じました。
楽しく行きましょう。
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よーし、刈るぞ。
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コンバインは速いでしょ。
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生け花教室開催
文化庁では伝統文化の継承者を育成するために「伝統文化こども教室」を実施していますが、その中の一つである生け花教室が小学校で実施されました。土曜自由登校日に行うために希望者を募ったところ、男子も含めてたくさんの申し込みがあり、抽選で参加者を決めるほどの人気となりました。参加費は実費800円のところ補助金が出て300円。ご指導をいただいたのは横山事務長のお知り合いの華道家元池坊の甲野梨紗先生(写真)です。先生は年間を通してのカリキュラムをお持ちでしたが、とくに楽しさや生命観や季節感を子どもたちに伝えたいというお話でした。
教室が始まって、3年生から6年生まで男子4名、女子16名を前に甲野先生がまずおっしゃったことは「好きな花をひとつ選びましょう。」でした。先生は花を用意する際に花屋さんに「子どもの喜ぶ花を用意してほしい。」とずいぶん準備に気を使ってくださったようです。子どもたち全員が生け花をするのは初めてでしたが、かわいい花をじっと見つめながら花を生かして、活けていくことができました。できあがった生け花をご覧になって甲野先生は本当によくほめてくださいました。そして、さらに「このようにできるのは学校の教育がよいからですよ。」と学校のことまでもほめてくださいました。子どもたちからは「楽しかった。」「授業でやってほしい。」などの声が聞かれました。生け花は校長室や体育館入り口に飾られましたが、持ち帰り用生け花を作った子どももたくさんいました。( 写真下:児童の作品)
子どもたちが帰ったあと、甲野先生と少し話す時間がありましたが、小学生に教えるのは初めてですごく緊張したが、東小の子どもたちが明るく挨拶をして迎えてくれて進めやすかったとおっしゃっていました。また、生け花とは「花を活かす」ことで、それは「自分を活かす」ことでもあり、花に個性が表れるとのことでした。さらに生け花が上達するには「感性が大切」で、生け花だけでなく、音楽や美術、読書、よい景色を眺めること、ダンスなど色々なことをすることが感性を磨くことになるとも話されました。
今後、1,2年生は3学期に授業で甲野先生に生け花を教えていただく予定になっています。
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