学園創立50周年まで、本格的なカウントダウンとなりました。
本校も、50周年記念事業のひとつとして、平成26年度より、校名を「武蔵野東高等専修学校」として、次のステップへと歩み出します。
学園としましては、創立50周年を機に教育と社会貢献の一層の充実を目指して、50周年記念事業を計画し、実行に移すべく努力しているところです。今後は、その実現のために残りの時間をしっかり意識し、日々の一歩一歩を大切にしなければいけないと痛感しているところでもあります。
中でも、私の担当であります「農業を中心とするグループホーム、ユートピアの実現」に関しても、実に多くの方のご理解とご支援を頂きながら、粛々と実現に向けて準備を進めさせて頂いていることは感謝の気持ちでいっぱいであり、幸せとしか言いようがありません。
この計画は、5年前より本校の生徒が農業従事研修でお世話になっています、山梨県南アルプス市に山梨友愛寮を建設し、学園の児童・生徒の研修施設、自閉症児(者)の社会自立支援のためのグループホーム開設を目指していきます。
第一段階として、平成26年4月より南アルプス市所有の施設を借用し、これを改修して山梨友愛寮として運営すべく、計画実現のために昨年来南アルプス市と折衝を行っています。
施設利用計画は次のように考えています。
○通年事業
・武蔵野東学園卒業生のグループホーム運営(利用者5名、指導員2名)
○季節事業
・高等専修学校自閉症生徒の農業従事研修の拠点(宿泊施設)
・武蔵野東小学校児童、中学校生徒の研修施設
・中学校、高等専修学校生徒のクラブ活動合宿の場
○地域との連携事業計画
・遊休地の手入れ・再生事業(グループホーム利用者・高等専修学校)
・NPO法人等との連携による農作業・加工作業(グループホーム利用者・高等専修学校)
・高齢な方などに必要とされる農作業の手伝い(グループホーム利用者・高等専修学校)
・地元小学校、中学校との授業交流(小学校、中学校)
・地元中学校、高等学校との合同練習や交流試合など(中学校・高等専修学校) |
そして、最終目標は、地域での信用と支援体制を基盤に、市がインターチェンジ周辺に整備を予定している果樹農業の6次産業化拠点である、果物狩りができるフルーツガーデンエリア、直売所などの近くに土地を取得し、山梨友愛寮を建設し、更には、その近隣に、障害のある卒業生の保護者の老後の住み処を設け、本格的な「障害のある人とその家族のユートピア」の実現を目指します。
空気が綺麗で、富士山、南アルプス等の山々が間近で、多くの温泉があり、果物が美味しい、南アルプスの地に、このユートピアの実現は、障害のある人とその家族の生涯にわたる幸せな暮らしを保証するとともに、町の活性化に繋がると確信しています。
この創立50周年に期して、本学園の特色であります「混合教育」・「生活療法」を更なるステップに進めたく環境を整えたいという大きな夢を抱いております。
創立50周年に懸ける本学園の教職員のこの思いに、多くの皆様からご賛同をいただき、記念事業の資金募集にお力添えを賜りたく、切にお願い申し上げる次第です。
夢を 実現させるために。
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