武蔵野東学園広報 第42号    平成25年(2013年)9月27日発行

 『東だより』トップページへ    学園トップページへ

幼稚園

  早く 小学生になりたいな

 来年には小学生になっている年長児のために、楽しい学校のイメージが描けるように、武蔵野東小学校と連携をしたプログラムを毎年実施しています。
 一つ目のプログラムは、理科実験教室です。例えば、ダンボールで作った空気砲作りでは、スモークマシンが登場し、空気の流れをよく観察することができました。空気砲を叩いてドーナツ状の煙が出てくると、子どもたちは目を丸くして驚いていました。理科離れという言葉をよく耳にしますが、子どもたちには、不思議に思うことを追究しようとするパワーが内在していることを改めて感じた教室でした。
 続いて行われた5年生との交流では、優しく頼もしい5年生に手を引かれながら、理科室で飼育されている生き物を紹介してもらったり、社会の授業で行っている稲作の学習に参加し、苗植えをさせてもらったりしました。また、ビオトープでは水車を動かす仕組みを教えてもらいながら、手押しポンプを使って水を出すという初めての体験もしました。小学校の楽しさ、上級生の優しさ、憧れを抱くことのできた時間となりました。

 (画像: どこに植えようかな)   

 楽しかったひがしっ子サマー

  夏期預かり保育「ひがしっ子クラブサマー」は、20日間の実施で、1,472名の参加がありました。幼稚園では水遊びとして、樋を利用したコリントゲームが人気で、年長さんが作り上げたゲームで、年中さんや年少さんも一緒になって楽しみました。
 1学期から年長児が育ててきた野菜もすくすく育ち、ゴーヤ、ピーマン、スイカ、枝豆などたくさん収穫できたので、お昼にはみんなで食べました。自分たちが収穫した野菜を味わうのは格別で、洗ったり、切ったりと食べるまでの準備も自分たちで行いました。
 それぞれが自分の好きな遊びにじっくり取り組んだ夏の日々でした。

(画像: おおきくなーれ) 

 幼児教育の質の向上をめざして

 文部科学省委託研究として公益財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構が受託した「保育コーディネーター養成」の研究モデルとして本園が選ばれ、4月より研究という視点をもって、保育の質の向上をめざす取り組みを始めました。与えられたテーマや本園で得手なテーマへの取り組みではなく、教師たちのの課題意識に着目して、テーマを設定し、その取り組み自体を公開保育でみていただくという手法です。岡健教授(大妻女子大学)のご指導のもとで、ワークショップを行いながら、公開保育の準備をしてきました。当日は、文科省の専門の方々をはじめ、大学の先生、そして全国の都道府県の代表の先生が来園されました。「先生の声かけ、空間作り等の環境が穏やかで、じっくりと遊んでいる(年少)」「子どもたちが自ら環境にかかわり夢中になって遊んでいる(年中)」「子ども同士で話し合って遊びを展開している(年長)」などの感想をいただきました。混合教育の実践は、参加の皆様も予め承知のことですが、さらに幼児教育としての質の向上をめざす本園の教師たちの在り様には、何より高い評価をいただきました。
 幼稚園にとっても教師一人一人にとっても、大きな自信につながりました。

(画像: 年中組の分科会での様子) 

 次のページへ(小学校)