武蔵野東学園広報 第43号    平成26年(2014年)3月7日発行

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教育センター

  支援者のためのセミナー
 

 本年度の5月27日の第1回目は、発達協会の湯汲英史先生による「関わりことば~子どもが伸びることばかけ~」の講演でした。社会参加につなげるために知っておかなければならない言葉の理解を促すために幼少期から学んでほしい関わりことばについて話をしていただきました。
 10月31日の第2回目の東京学芸大学の藤野博先生による「自閉症スペクトラム障害の子どもたちのソーシャルスキル・トレーニング」では、社会性というとソーシャルスキル(他人とうまく折り合う力)が必要だと言われるが、実はへこんでも立ち直ることができるレジリエンス(自分とうまく折り合う力)や自尊感情がもっと大切であるという話や先生が主宰されているSST教室での実践事例などについてお話いただきました。
 1月17日の第3回目は、東京都立中野特別支援学校の星井純子先生による「特別支援学校の現場から」の講演でした。ご自身の経験から得た支援の手だてや疑似体験、ワークなどを交えてお話くださいました。参加者の方からは「子どもを支援する上で大切な『関わる側』の姿勢と言葉がけについて具体的なお話をいただき参考になりました」、「ポジティブな感情は発達や学習を促進するということがよくわかりました」、「一人一人の特性に合わせた支援を保護者や学校職員の方々が見極めていく環境づくりの重要性を改めて認識しました」などの感想がありました。来年度も多くの方々に参加していただけるセミナーを企画していきます。



 ファミリーデイ   

 10月13日に小金井公園にてファミリーデイを実施しました。幼児は、小金井公園に集合してミニ親子運動会と葉っぱや木々を使っての製作を楽しみました。小学校1~3年生は3㎞、4~6年生は5㎞の小金井公園までの親子ハイキングを行った後、レクリエーションを行いました。秋晴れに恵まれ気持ちの良い汗をたくさんかき、歓声がそこかしこから聞こえてきました。子どもたちからは「また一緒に行きたいね」などの嬉しい感想が聞かれました。
      (小金井公園にて)

 ボストン東スクールとの教育研究   

 2012年から教育プログラムやリサーチを推進するためにスカイプを使って、年3回程度の頻度でミーティングを重ねてきました。ボストン東で実施した卒業生の追跡調査の結果をもとに教育内容を検討するなど、密接な関係作りを目的にお互いの教育について情報の交換をしています。
 12月15日には、発達障害支援システム学会にて事例研究を共同で発表しました。これからも教育研究を重ね、お互いの教育の充実をはかり関係を深めていきたいと思っています。

 季節特別プログラム(ウインター)

  12月26日~28日の3日間でウインタープログラムを実施しました。冷え込みの厳しい日が続きましたが、遠方からの参加者も多く香港、上海や福岡県、大阪府、岩手県など、68組の子どもたちと保護者の方々は元気に通ってくることができました。幼児クラスでは、凧や羽子板、独楽などを製作し、それを使って少し早いお正月の気分を味わい、小学生の低学年は、国語で冬にちなんだ物語文の音読や文章読解を行い、高学年の国語では、生活に生かせる題材として「あいさつの大切さ」について学びました。
 保護者の方々からは「3日間でどれだけのことができるか心配でしたが、私も子どもも多くのことを学ぶよい機会となりました」などの感想をいただくことができました。

年長「ものの名前」

年中児の作品

図工「粘土製作」

小2 学習の様子

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