いろいろな事を吸収する幼児期には様々な体験が大切です。幼稚園では年度末を迎えるこの時期に年長組では花育を実施しています。ありがとうの気持ちを伝えたい相手をイメージしながら、フラワーアレンジメントをつくりました。花を贈る喜びを体験する中から豊かな心情を育てているのです。今年は、日本家庭園芸普及協会の皆様にご協力をいただきました。
卒園を目前に控えた子ども達ですから、「私を育ててくれてありがとう」「お父さんお母さん大好き」という気持ちを胸にして家に持ち帰りました。プレゼントの渡し方も、それぞれが工夫したようです。「涙がでるほど嬉しかったです」「小さな背中に隠して家族が揃った時に渡してくれました」などなど保護者の皆様も、子どもたちから多くの感動をもらったようです。自分の気持ちをお花に託して、身近にいる人たちに伝わっていく体験を通して、人と人とのつながりを大切にする子どもに育っていってほしいと願っています。 |