武蔵野東学園広報 第47号    平成28年(2016年)3月9日発行

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高等専修学校

  友愛会三役の選挙を通して

  友愛会三役の選挙が行われました。承知の通り、今年の夏の参議院議員選挙から、選挙権年齢が「満20歳以上」から「満18歳以上」に引き下げられます。本校の生徒の中にも該当する者が多くなることから、この友愛会三役の選挙を通して、選挙に対する意識を向上させる新たな試みを加えました。まず、社会科やH.Rで選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられることについて授業を展開しました。その上で、友愛会三役選挙に備え、選挙の意義や投票方法などを確認しました。次に、立会演説会の前に武蔵野市選挙管理委員会事務局の方から「選挙と政治に関する事柄について」と題して講義をしていただきました。「選挙権年齢が18歳以上になること」「選挙とはなんだろう?」「どんな選挙があるの?」「選挙に行くために大切なこと」について、わかりやすく説明していただきました。選挙というものが身近に感じられる良いきっかけとなり、生徒一人一人が友愛会三役の選挙にかかわる姿勢にも真剣さが増したように感じました。そして最後に、投票日には、実際に使用されている投票箱と投票記載台を事務局からお借りして、実際の選挙同様に実施しました。友愛会の選挙管理委員の監視のもと、本番さながらの雰囲気の中、生徒は緊張した面持ちで投票を行っていました。友愛会三役の選挙を通して、将来に向けての準備ができたように思います。

投票記載台で記入

選挙管理委員と投票箱

 スピーチコンテスト決勝大会

スピーチコンテスト決勝大会の様子

 スピーチコンテスト決勝大会が行われました。1年生から5名、2年生から6名、3年生から10名、計21名の決勝進出者が出場しました。スピーチコンテストとは、教育の重点の一つである「自己開示と表現力の強化」の具体的な取り組みの一つで、年間7回の予選会を行い、全校生徒の前で、自身のこと、家族のこと、友達のことなどについて発表するものです。予選会以上の緊張感の中ではありましたが、出場者一人ひとりのスピーチからはそれぞれの思いが伝わってきました。1年生は入学してから今までの自分について、2年生は学年が上がり変化した自分について、3年生は卒業を間近にして、これまで支えていただいた感謝の気持ちを伝えたり、3年間の総まとめをしたりと、各学年で積み重ねてきたものがスピーチとして表れていました。決勝大会をもって、今年度のスピーチコンテストは終了しました。1,2年生は次年度のスピーチコンテストに向けて、3年生は新たな環境での生活に向けて、この1年間の取り組みを活かしてほしいと思います。

 文部科学省委託事業報告

 今年度文部科学省より委託を受け実施してきた本校の事業も無事終了することができました。本校は、平成27年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業として「発達障害のある生徒等、特別に配慮が必要な生徒が学ぶための教育カリキュラム等の開発~職業教育と混合教育(インクルーシブ教育)の成果~」と「発達障害のある生徒など特別に配慮が必要な生徒の就労支援及び卒業後の定着・フォロー支援の確立」の2事業を推進してきました。その成果物として「混合教育・進路指導に関するモデルカリキュラム(案)」「混合教育に関わる教育実践記録」「混合教育DVD」「進路指導保護者向けテキスト」等が完成しました。これらを、広く全国の高等専修学校、高等学校をはじめとする後期中等教育機関に普及させていくとともに、本校の教育をさらにブラッシュアップし、進化させていけるよう精進して参ります。

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