武蔵野東学園広報 第50号    2017年 9月29日発行

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教育センター

 サマープログラム(7、8月)

 今回は、幼児から中学生までの子どもたちが、近隣はもとより九州、近畿、中部、東北地方等、全国から延べ145名が集まりました。

 年中児は、夏の遊びや食べ物を題材に、クレヨン、のり、ハサミを使った製作を楽しみました。年長児は「南の島のハメハメハ大王」をテーマに、製作から音楽まで生活全般におよぶストーリー仕立ての活動に夢中になって取り組んでいました。毎日行われるサンライズホールでの合同体育では、「ようい どん」や「とまる」の合図に従うことや、自分のクラスの先生や友だちのところに集まることなど、遊びを通して園や将来的には学校でも必要となる集団行動を学びました。保護者からは、たった5日間の体験でしたが、「相手の顔をよく見て話すようになった」「活動することに自信を持ち園での取り組みが改善された」といった報告が寄せられました。

 小1~4年生は「手紙」を題材にして文章や宛名の書き方を学び、保護者や先生、他の学年の子どもたち等、プログラム参加者全員と手紙のやり取りを楽しみました。自分宛に届いた手紙に思わずこぼれる子どもたちの笑顔が印象的でした。手紙をもらう喜びを感じることで、手紙を書く喜びを知る機会となったことでしょう。また、郵便配達員の帽子と腕章をつけて、「ひがし郵便局」を拠点に手紙の仕分けや配達業務を体験し、郵便の仕組みも学ぶことができました。

 小5・6年生は、たずねる言葉、伝える言葉、話を次に続ける言葉といった「話し合うために大切な言葉」について学習しました。机上の学習だけでなく、友だちとレクリエーションの活動内容を決める話し合いも経験しました。中学生は料理を題材に、レシピの読み取り(国語)と、数量・分量の理解(数学)の学習をしました。指定された人数分の食材をそろえたり、本物の道具を用いてレシピに沿った調理の疑似体験をしたりすることにより、分量の感覚や手順書に従う方法を学びました。

幼児体育の様子

郵便配達業務の様子

美術では藍染のスカーフを作りました

 チロル学園ファミリーデー

 8月28日から29日の1泊で、中高生を対象としたチロル学園でのファミリーデーが行われました。今回は、15家族31名が参加しました。

 1日目は、「身延町なかとみ和紙の里」で紙すき体験をしました。うちわの骨を置いた簀桁(すけた)に和紙の原料を流し、その上から思い思いの絵柄を描くと、世界に1点だけのオリジナルうちわができ上がりました。次に向かったのは、昇仙峡です。様々な奇岩が迫る渓谷の遊歩道を、マイナスイオンをたっぷり浴びながら歩きました。

昇仙峡でのハイキングの様子

 夕食はチロル学園の庭でバーベキューを楽しみました。にわかシェフのお父様を中心に火を囲む子どもたちの笑顔や、肉や野菜、焼きそば等の食材を手際よく調理して配っていくお母様のチームワーク等々、バーベキューの醍醐味を満喫しました。保護者は近隣の温泉へ、子どもたちはチロル学園が誇る南アルプスの天然の水を沸かしたお風呂で1日の疲れを癒しました。 

 2日目は、ぶどう狩りとぶどうのコンポート作りを楽しみました。スーパーでは見かけない珍しいぶどうや、高級品の「巨峰」等、南アルプスの季節の味覚をお腹いっぱいいただきました。お母様方は「本当に楽しいです」「来年もぜひ来たいです!」と童心に返った笑顔で喜ばれていました。子どもたちは、中高生としてより自立した生活に向けての課題を見つけるとともに、この上ない夏の思い出を胸に充実したファミリーデーを終えることができました。

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