武蔵野東学園広報 第51号    2018年 3月9日発行

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幼稚園

  地域とのつながり 『子鳩・けやき表彰』
 2月7日(水)の地域交流日では、第一幼稚園に地域の方をお招きしました。子ども達と触れ合う時間を通して幼児教育の大切さや本園が大事にしている教育についてお伝えする機会です。お招きした地域の方からも「三つ子の魂百まで」という諺が本当に大事にされている幼稚園ですねと温かい感想をいただきました。
 秋以降は、園まつりと関前コミセンのお祭りを一緒に楽しんだり、幼稚園のもちつきにて"武蔵野郷土民謡保存会"の方のお手伝いをいただいたり、どんど焼きのお手伝いに出かけたり、関前防災会の講演に参加し災害時の取り組みの情報共有をしたりと、様々な地域との交流を通してつながりが太いものになっています。
 数年前からは、地域の方と「あいさつ運動」にも取り組み、園児は挨拶を通して安心安全な地域作り・ポスター作りなどの協力をしてきました。今回、この取り組みに対して、地域の方からのご推薦をいただき、武蔵野市から「子鳩・けやき表彰」を受賞しました。この表彰をいただいたことは、何よりも地域の方が本園のこと、そして幼児教育の大切さを共に思ってくださっているという意味でも、大変嬉しいことです。   
 季節の恵み、自然との関わり

自然との関わり

 2014年夏の第二幼稚園の園庭改修で、自然と関わり感じ触れ合い楽しむことができる環境が整い、今年も四季折々の自然に触れ合い楽しみました。園庭に植栽された木々は、夏は木陰を作り子ども達の安らぎの場に、秋になると落ち葉が園庭を彩ります。枯葉やどんぐりを使ったおままごとに夢中になったり、枯れ枝やグリーンカーテンのツルを使ってリースを作ったり、とても豊かな遊びとして定着しています。
 畑では、年長さんが中心に育てた野菜(大根など)の収穫を体験したりお味噌汁や漬物にして味わったりしました。年明けに都心に降り積もった雪も、園児にとっては大切な自然の環境でした。積み重ねた雪の小山を雪の学校に見立てて、雪のイスや雪のリュックを作って遊んだり、雪を踏みつけて鳴る音を楽しんだり、季節ならではの遊びに親しみました。季節の移り変わりの中で身近な自然と触れ合い遊ぶことを通して、子ども達は五感を刺激され好奇心や探究心を高めていき、生命の尊さや不思議さに気付き自然を大切にする気持ちを育んでいきます。
 二つの発表会

子ども達の発表会

 今年で53回目となる『発表会』が1月27日(土)府中の森どりーむホールで開催されました。初めての舞台でも屈託ない笑顔で歌ったり踊ったりする年少さん。舞台から「僕を見て」と言わんばかりに前のめりで表現する年中さん。そして、友達と一緒に自信に満ちた表情で堂々と演技・演奏する年長さんの姿。キラキラの照明や本物の舞台装置、そして2000人の保護者とお客様の中で、確かな育ちを感じる舞台でありました。会場からの盛大で温かい拍手は、子ども達にとってかけがえのない体験となりました。
 『先生達の発表会』(実践研究報告会)は、2月17日(土)に実施しました。実践と学び(研究・研修)は教育の質向上のためにとても大事なことであり、今年も、4つのテーマに沿って実践し学びを深めたことを発表しました。

先生達の発表会

<研究テーマ>
・「教師の質の向上を目指した会議や園内研修の実践」
・「創造的な子どもの姿と教師の援助~年齢発達との関わりを探る~」
・「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」
・「子ども達同士が理解し合うための教師の支援」
 第二幼稚園のホールに150名を超える保護者や地域の方が参加。発表を最後まで熱心に聞いてくださいました。私達にとっても一年を通して研究したことを保護者の方と共有することで、さらに本園の教育の質を高めていく大事な経験を重ねることができました。ありがとうございました。

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