武蔵野東学園広報 第51号   2018年 3月9日発行

 『東だより』トップページへ    学園トップページへ

教育センター

 リトムーブ教室の開講 
 2017年度9月より、年中児、年長児を対象とした「リトムーブ教室」を開講しました。リトミックと体育の要素を合わせた小集団での活動により、リズム感、調節力、聴く力、記憶力、集中力等を高めることを目的とした教育センターオリジナルの教室です。
 当初は、静止姿勢を取ることもままならない状態からスタートしたグループでしたが、現在は出された合図やリズムに集中して正しく動作できるようになりました。リズムと運動を子どもたちの学びに生かす試みは、教育センターの重点目標としても掲げられています。今後、リトムーブ教室を通して、これまでにない画期的な指導法を生み出していきたいと思います。
 保護者勉強会 
 教育センターでは、家庭教育支援の一環として保護者勉強会を年3回実施しています。この勉強会は、スタッフが日々の療育の実践や研究活動から得た知識や指導方法について発表し、保護者と一緒に学んでいくことを主旨としています。
 今年度は、「教育センターの療育について」「子どもの発達と療育」「幼児期から思春期の自閉症スペクトラム児の発達について」「生活スキルを高めるアイデア教材」「広げようコミュニケーションスキル」「子どもの発達と体幹」等についての勉強会が展開されました。
 中でも、生活スキルを指導するためにスタッフが開発したアイデア教材の展示や、言語聴覚士による共感性を育てるための対人ゲーム、また、姿勢の安定を促すインナーマッスルの鍛え方といった体験を通して学ぶ方法は、家庭ですぐに実践ができそうだと好評でした。家庭教育支援は、これからも教育センターの要となる活動として更に発展させて行きます。
 ウィンタープログラム 
 昨年12月26日から28日にかけて、ウィンタープログラムが開催されました。今回は、年中児から小学校6年生までの総勢94名が、関東近県はもとより九州や北陸から集まり、冬休みの校舎は子どもたちの明るい笑顔と歓声でいっぱいになりました。

 年中児と年長児は、お正月や冬をテーマにした製作や体育等を楽しみ、小学生は学年ごとのカリキュラムに沿って、国語、算数、音楽、図工、体育、ソーシャルスキル等を学びました。初めて参加する保護者から、「うちの子は慣れない場所では不安が強く活動に参加できないだろう」や「聴覚過敏があるため集団の中ではパニックになってしまうかも」といったことをうかがっていましたが、そうした心配をよそにどの子も生き生きとした表情で活動していました。

  並行して行われた保護者講習会では、とりわけ学園OBの親子による講演が好評でした。お母様の子育ての体験談と、卒業生本人が仕事へのやりがいや目標などについて語る姿に、「我が子の将来像を想像しにくい不安から解放され、目標を得ることができた」等、様々な感想が寄せられました。

 次のページへ(学園総合)

リトムーブ(リズムに合わせて歩いてみよう)

保護者勉強会(体幹を鍛える運動の研修)

保護者勉強会(アイデア教材の紹介)

ウィンタープログラム(体育活動)

ウィンタープログラム(学習の様子)