武蔵野東学園広報 第55号   2020年 3月9日発行

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高等専修学校

  第11回公開授業 

スキルアップの授業公開風

 前号にお伝えしましたが、今年度も文部科学省から委託を受け「専修学校による地域産業中核的人材養成事業(学びのセーフティネット機能の充実強化)」において、「発達障害など特別に配慮が必要な生徒の社会自立のための教育・就労支援及び卒業後の定着フォロー支援モデル事業」を推進してきました。
 その一環として9月21日に公開授業を開催しました。当日は、学校関係者、企業、福祉事業所、文部科学省、厚生労働省のご担当者の皆様のご来校があり、本校の教育を広く理解していただく機会となりました。また、午後からは卒業生の就労先の担当者とのパネルディスカッションを行い、就労支援や定着フォロー支援の現状を発表しました。その後、4つの分科会、「就労支援及び定着フォロー支援の実践報告」、「農業従事研修の実施とその成果」、「保護者研修会の実施とその成果」、「混合教育の実践報告」を行いました。この度の公開授業を通して、本校はもとより全国の高等専修学校において発達障害をはじめ多様な個性の生徒を受け入れ、その自立を支えているということをご理解いただけたと思います。更には、高等専修学校の社会的認知向上につながり、かつ、高等専修学校で学ぶ多様な個性のある生徒たちの就労の門戸拡大につながることを確信しています。
 紫 峰 祭

ファッションコースの生徒たち

 11月8日に学園創立55周年記念式典が厳かに挙行されました。午後からは紫峰祭前夜祭において余興や富くじなどで大いに盛り上がりました。翌日は、こころの作文コンクールの表彰が10時から行われ、10時30分から紫峰祭がスタートしました。オープンと同時に大勢のお客様にお越しいただき、どのブースも大盛況で例年以上に盛り上がりました。1階では、農業従事研修でお世話になっているNPO法人南アルプスファームフィールドトリップさんの手作りジャムやプリン等の販売があり大好評でした。また、第2コンピュータ室では「初級コンピュータ教室」にてオリジナルの名刺作成、2階和室では茶道部による茶会、3階では3年生による模擬店、後援会バザー、むらさきOB会の店、4階では陶芸コースによる陶芸販売が行われました。午後2時から地下講堂で行われた体育コースとファションコースによるステージショーでは、立ち見の方がたくさん出るほど超満員となりました。また、3年生の模擬店をはじめ全てで商品が完売しました。今年の紫峰祭も生徒たちの心に残る素晴らしいものになりました。
 成人を祝う会

30期生の記念撮影

 1月11日に30期生の「成人を祝う会」が、本校講堂にて開催されました。この会は、卒業生の保護者と学校との共催で行われ、今年で6回目となりました。今年は生徒、保護者、教員を合わせ、130名以上が集いました。卒業生たちは、スーツや袴、振袖姿で参加し、凛々しく自信に満ちた様子でした。会は、祝辞、乾杯、近況報告、記念写真撮影と和やかな雰囲気で進行していきました。
 久しぶりに会う友人や、担任の先生方との再会に笑顔があふれ、話は尽きることがありませんでした。近況報告では、進学先や職場で頑張っている様子を一人ひとりが発表しました。堂々と話す姿に、在学時とは比べものにならないくらい立派な様子が感じられ今後の活躍が楽しみになりました。

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