第3回中南米の自閉症児・者のために
~輝け未来に~
4月21日(土)津田ホールにてウルグアイ希望自閉症児教育財団国際後援会日本支部と学園との共催で行なわれたシンポジウムでは、社会自立へ向けた自閉症児に対する教育や家庭への支援を中心にした講演やパネルディスカッションが行なわれました。
日本自閉症協会副会長である須田初枝さんの講演や、ボストン東スクールにおけるノーマリティという概念と実践、モンテビデオ東研究所(ウルグアイ)に根づいた「生活療法」や職業教育に向けての試みなどの紹介がありました。
続くパネルディスカッションでは、早期教育から社会自立までの幅広い話題で活発な意見交換がなされました。 職業教育や社会自立は、その国の文化や経済事情に大きく左右されますが、各国情に応じた工夫や取り組みが印象的でした。 |
「中南米の自閉症児・者のために」と題するシンポジウムではありましたが、日本の現状や教育を振り返るよい機会にもなりました。学園の職員も職員研修の一環として全員が参加しました。
夕方には、漆原啓子・朝子姉妹のヴァイオリンデュオによるチャリティーコンサートが行なわれ、熱のこもった演奏に、大きな拍手がわきあがっていました。
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