A1.
クラス人数を教えて下さい。
自閉症児は非常に繊細な感覚の持ち主です。早期からの安定をはかるために少人数のクラスを用意しています。そして自閉症児に合わせた保育内容を用意し分かりやすく働きかけて安定をはかっています。
各学年のおおよその人数は、年少組(3歳児)10名で1グループ、年中組(4歳児)22名で2グループ、年長組(5歳児)25名で2グループです。
[ページのトップへ戻る]
A2.
教師と園児の割合を教えて下さい。
自閉症児クラスの担任は1名で、クラスを補助する教員が1名います。その他に各学年に音楽や体育の専任の先生が配置されて、健常児と自閉症児の両方の保育にかかわります。幼児教育はコミュニケーションが大切ですから一緒に遊んだりして、クラスの補助もします。幼稚園には、約50名の教職員(事務スタッフを除く)がいて、教員はチームとしていろいろな役割分担をになって保育をしています。保健室には養護教諭も常勤していますから、けがや病気の対応も専任で担当します。お子様にはいろいろな先生がかかわりますので、割合の換算が難しいのですが、1名の教員に園児は6名以下とお考え下さい。
[ページのトップへ戻る]
A3.
幼児期の混合教育はどのような仕組みですか。
武蔵野東幼稚園では、どの子の成長にもプラスになるようにと、さまざまな形態での混合教育に取り組んでいます。柔軟に個々の個性に応じた適応を考慮しながら、保育を行っています。 保育治療クラスの各グループの一人一人が健常クラスへの交流先を年度当初に決め、遊びの時間、朝の会、昼食の時間等で交流を深めます。保育内容によって健常クラスで一緒に参加します。そして、個々の個性に応じておもに健常クラスで生活している子もいます。
[ページのトップへ戻る]
A4.
先生方はとても熱心な方が多いと聞いていますが、どのような先生なのですか。
自閉症児と健常児がともに学ぶ武蔵野東幼稚園に啓発されて、志望された先生方が勤務しています。もちろん幼稚園は学校基本法に位置づけられた学校なので、幼稚園教諭の免許が必要になります。さらに大学院などで特別支援教育を専門的に学ばれてきた先生もいます。 担当する園児が自閉症児であれ健常児であれ、武蔵野東幼稚園の教師として、明るく笑顔が絶えない人柄や幼児や保護者の方の気持ちを受け止める力、教育への熱意や向上心に溢れていることなどを大事にしています。 生活療法の知識は、創立以来の実践の積み重ねから得た貴重な経験を受け継ぐとともに、学園内外での研修会を行っています。さらに上級校での児童・生徒の成長や、学園を卒業し社会自立した自閉症の方々の生活から新しい情報がフィードバックされやすい環境があります。また、幼稚園の同年齢の健常児からは発達の具体的な姿を捉えることができます。幼児教育のスペシャリスト。そして生活療法のスペシャリストとお考えいただければと思います。 。
[ページのトップへ戻る]
A5.
保護者の研修会などについて
月に1回保護者研修会があります。園長から「生活療法」や「混合教育」について話をします。また、東小学校の教員を招いて小学校生活全般について話をしてもらいます。そして、翌月の保育内容を、主任や専科の先生から説明したり、上級校の保護者をお招きして経験談なども話してもらったりしています。その他に学期ごとにAGE懇談や保育参観などがあります。
[ページのトップへ戻る]
|