武蔵野東学園広報 第28号 【オンライン版】    平成20年(2008年)7月17日発行

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高等専修学校

  第 1 回 ここコン ~こころの作文コンクール~

 特別支援教育の推進が叫ばれている中、本校が実践している混合教育、心の教育をより多くの方々に知っていただくことを目的に「第1回ここコン~こころの作文コンクール~」を実施することになりました。この作文コンクールは中学生を対象にしたもので、テーマは①こころの二人三脚、こころのバリアフリーって?(『こころの二人三脚』DVDを見て、こころのバリアフリーについて考えてみましょう)②障害のある人も一緒に暮らすには?(一緒に生きるって素晴らしいということについて、改めて考えてみましょう)③「障害」に代わる言葉ってない?(「害」を「がい」にという動きがありますが、もっとすてきな言葉を考えてみましょう)の3つです。

 

    

 また、「ここコン」のロゴマークは毎年の紫峰祭ポスター同様、全校生徒に呼びかけて数多くの応募作品の中から3年三上君の作品が選ばれました。なお、この作文コンクールは、東京都専修学校各種学校協会と東京都中学校進路指導研究会にご後援をいただくことになっており、今後は、公立中学校の総合的な学習の時間などの教材として活用していただくことで、広く特別支援教育のお役に立てればと思っております。  

 感動を与えたスポーツ大会

 67日に行われた恒例のスポーツ大会。このスポーツ大会は前期の授業参観としての意味合いを持っていますが、生徒主体の行事として、また、本校の教育成果がはっきりとわかる行事ともなっています。今年度、第21回大会の総合成績は1年生228点、2年生379点、3年生439点で、応援合戦や学年対抗リレーでも3年生が優勝し、競技や演技などでも圧倒的な強さを誇りました。しかし、それ以上に輝いていたものは「混合教育」による3年生の健常児と自閉児の関わり方なのです。健常児が自閉児を上手にリードし、声をかけ、自然に接している姿と笑顔に優しさと余裕を感じるのです。わずか入学2か月で「ソーラン節」を立派に踊りきった1年生。3年生に勝るとも劣らない団結力と最後まであきらめずに闘志を燃やした2年生。今年度も参観された多くの皆さんから生徒たちの一所懸命な姿を見て、「元気をもらった」「感動した」「胸が熱くなり涙がこみ上げてきた」などのご感想をいただきました。きっと1年生も2年後の第23回大会では「混合教育」の成果を存分に見せてくれることでしょう

 夏休み 校舎内装一新

 高等専修学校は平成16年に校舎外壁塗装、ラック付き駐輪場設置、翌17年には車椅子用スロープやトイレの設置など1階ロビー周りを改装し、18年には北原記念館の完成に伴い2階部分を全面的に改修し、職員室拡張、教室を2教室増設、保健室とカウンセリングルームを新たに設置しました。また、談話室を2コンピュータ室にして、地下講堂のクロスの壁を木板に張り替えました。そして、19年には3階教室床の張り替え、1階受付前に掲示板設置し、22年経った校舎を明るく清潔でより良い教育環境にすべく順次改修工事を行っています。そして、今年の夏休みには、いよいよ校舎内壁の塗装と廊下・階段の床の張り替え工事を行います。リニューアルした校舎をお楽しみに。   明るい昇降口

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