武蔵野東学園広報 第49号
平成29年(2017年)3月9日発行

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  武蔵野東小学校の40年を振り返って

小学校校長 木村 修二

目  次

 P.2 幼稚園
 P.3 小学校
 P.4  中学校
 P.5  高等専修学校
 P.6  教育センター
 P.7 学園総合
 P.8 お知らせ

    『東だより』 バックナンバー

 武蔵野東幼稚園と同じ教育を小学校年齢でも実践してほしい、実践したいという親と教師の強い願いと、開校に向けて携わっていただいた多くの方々のご尽力により、東小学校は昭和52年に開校し、今年の4月にめでたく創立40周年を迎えます。
 しかし、開校までには多くの困難がありました。学校を建設するためには近隣の方のご理解を得なければなりません。そのために当時の保護者の皆様と教職員が学校周辺の住宅や商店街の店舗一軒一軒に対して、どのような学校なのか、どのような教育をするのかなど、東小学校に通うことになる子どもたちのことを正しく理解してもらうために奔走しました。その努力が実って「混合教育」と「生活療法」が小学校でも展開されることになったのです。
 それからの40年という長い間には施設面、教育面ともに多くの変化があり、東小学校の特色を生かすためのさまざまな教育環境が整えられてきました。校庭に目を向けてみると、開校当初はコンクリート舗装で、CDE組のローラースケート指導には適していましたが、転ぶとすぐに怪我をしてしまい、決して安全とはいえない環境でした。数年後にゴムチップ塗装のサーファムコートに改修され、雨がやめばすぐに運動ができるとともに、強風であっても砂埃がたたず近隣の方々に迷惑がかからない校庭になって現在に至っています。
 また、四大行事の一つである発表会ですが、杉並公会堂を皮切りに、三鷹市公会堂、立川市民会館、杉並の普門館を経て、現在は府中の森芸術劇場をお借りして、一年間の学習のまとめを行っています。その中でも私が印象に残っているのは、中学校開校間もない頃、専攻クラス全員で行った普門館での「忠臣蔵」です。当時、中学校ではCDE組を専攻クラスと呼んでいました。舞台一面に紙吹雪が舞い降りる感動の場面で幕は閉じました。発表会終演後に大道具を片付けようとしたところ、外は劇中の思いがそのまま天に届いたかのような大雪となっていました。反面、雪対策をしていないトラックが無事に小学校までもどれるかどうかと大変に心配したことが思い出されます。
 西館・東館の耐震補強工事、北原記念館の新築、3〜6年CDE教室の学年同フロアー配置、校庭拡張工事、西館4階サンライズホール改修と、施設も大きく様変わりをしました。とくに3年生以上は、健常児と自閉症児の教室を隣同士に配置できたことで、学年活動やレクリエーション、給食などの交流がこれまで以上に活発となり、より混合教育が推進されていることを強く感じています。開校以来さまざまな出来事がありましたが、とくに北原キヨ先生が他界されたときには、二代目校長の野田彰先生を中心として職員一同が力を合わせ「子どもたちの幸せを願う親の心」という創立の精神を忘れずに、創立者の死という悲しみを乗り越えて子どもたちの指導にあたりました。
 この創立の精神と「子どもたちのために」という思いは、現在もしっかりと東小学校に根づいています。さらには、保護者の皆様の自発的で献身的な後援会活動等が、学校にも子どもたちにも多くの活気をもたらしています。また、教員一同もこれからの社会を力強く生きていかなければならない子どもたちのために、日々の教育の質を高めるために研鑽を積んでいます。
 時代の変化の中で「子ども」の変わる部分と変わらない部分をしっかりと見据えつつ、「教育の中心は子どもである」ことを念頭におき、心身ともに健やかな成長を願う親の思いを忘れず、これからも東の教育に邁進してまいります。
 本年度も、学園ならびに各園校とも充実した教育成果をあげることができました。けれども、それは保護者の皆様のご理解とご協力の賜物と感謝しております。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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