小学校
小学校では、40周年事業の一貫として春休みからゴールデンウイークにかけて、校庭の張り替え・投てき板の設置・放送室改修・音楽室や東の広場のフローリング・教室の床の塗り直しと施設の充実が図られました。また、小中一貫教育の推進として、4,5年生を対象とした「 発展学習オープン講座」が開かれて、放課後の1時間、東中の先生による授業が行われました。教科は算数、社会、英語。4年生で20名、5年生で23名が参加して密度の濃い学習をすることができました。CDEクラスでは3年生以上でも1日2人までの補習をすることにしました。補習後は教室で懇談をしています。
国際理解をするにあたり、まず大切なのは日本の文化を知っておくことであると、理事長が勧めてくれたのが日本昔話のビデオでした。全20巻のビデオは楽しく見ることができました。また、これまでの租税教室実施が評価されて、武蔵野税務署より租税教室推進校として表彰を受けました。部活ではサッカー部が練習の成果を存分に発揮して、武蔵野市の大会で準優勝(B大会)を飾りました。9月に初めて「敬老参観」を2日間に分けて行いました。おじい様、おばあ様からの感謝のお言葉をたくさん頂戴し教職員一同気持ちを新たに指導にあたることができました。
今年度の重点は「共感・共生・共創」とし、友達同士が互いのことを考えられるように、また、特に健常児と自閉児とがより深く関わるようになりました。昨年度の重点である「融和」から引き継がれている活動も多く、定期的に行われました。共創に関しては、共に創りあげる大きな目標として10月の体育祭が取り上げられました。友愛会が中心となってその準備にあたり様々な活動が展開されたり、友愛会の会長副会長や各部長と校長教頭との昼食会ではその活動のことも話題になったりしました。子どもだけでなく、昨年度創刊の自閉症理解のための学校通信「I See ! わかったよ。」は今年度も7月に第3号、11月に第4号が発行されて、保護者も共に理解し合う一助となりました。(写真: 体育祭 混合競技)
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中学校 中学校は、40周年記念事業の一環として行われた校舎再生事業により、念願であった教育環境拡充のための校舎増・改築が9月に完成しました。音楽室、多目的研修室、陶芸室、図書室、進路自習相談室など新設教室をはじめとし改築部分に移設された教室も含め生徒の活動範囲が一段と広がりました。また、今年度は中学校の創立20周年にあたり、学園祭の特別企画として20年の歩みを記録した記念CD-ROMを作成して配布しました。特別企画のもうひとつは法政大学の高島教授の研究室による「鉄棒で蹴上がりをするロボット」「サックスを演奏するロボット」の実演があり、事前に行った「ロボットの制御に関する講演」とも合わせて、20周年にふさわしいアカデミックなイベントとなりました。
今年度の教育では「英語教育の強化」に力を傾注しました。従来の学校英語から大幅な転換を図り、特色ある教材とカリキュラムの成果として、英語検定2級に合格したり、1、2年生でも準2級、3級の合格者が増えるなど、この1年間だけでも将来に生きる英語力が着実に身についていることが確かめられました。
ここ数年来、毎日新聞社主催の「毎日カップ中学生体力つくりコンテスト」で、本校は全国レベルの入賞を果たしてきましたが、
今年は毎年の連続入賞に対して、全国第1位と同等の「特別奨励賞」が授与されました。部活動ではダンス部が全国中・高ダンスコンクールで3年ぶりの優勝(通算9回目)を飾り、マーチングバンド部が関東大会で銅賞を獲得するなど、いくつもの顕著な成果をあげました。
3月に入り、3年生は延期になっていたグアム学習を実施。全員が進路を決定して、心おきなく思い出作りをすることができました。健常児の進学では、難関といわれる国立(筑波大付属駒場高、筑波大付属高)、都立(八王子東高、西高など)や私立(ICU高、早稲田高等学院など)の高校にも合格し、身心の大きく成長する中学時代に、生徒は心と身体そして頭脳を偏りなく鍛える東っ子の面目を充分に発揮してくれました。また、本年は本校のさまざまな取り組みが、大手の中学受験誌に特色ある学校として度々取り上げられるようになり、外部から注目をあびる存在になってきています。(写真: ネイディブの先生とともに)
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