武蔵野東学園広報 第27号 【オンライン版】 平成20年(2008年)3月7日発行 |
|
|
|
今年度は教育の重点を『運用力の育成』とし、生徒が学んだことを生かして多くのことに幅広く運用し、学習活動や友愛会活動において新たな創造をする力に期待した年度でした。友愛会の部会では自分たちで行事や活動をやりきろうと、意欲的なミーティングが頻繁に行われ、リーダーシップをとる生徒は責任の重さや協力のありがたさ、まとめる大変さなどを心から感じている様子でした。生徒の力で成し遂げることに意義を置いた諸活動でしたが、活動の端々に生徒らしい発想や新たな息吹きがあり、生徒の運営によるABクラスとCDEクラスとの協同活動にも温かな気持ちが流れ、喜びや苦労を経て意識の上で大きな成長があった年度でした。 |
|
高等専修学校は、今年度、晴れて友愛寮は学園が直接運営するグループホーム・ケアホームとして東京都より許可をいただき、定員も20名に拡大され、共同生活援助を順調に展開しました。また、チャレンジショップはインターンシップの場として有効に利用されました。平成7年より2年に1度開催し、今年7回目を迎えた公開授業は、「高等専修学校における職業観育成を考える(本校の新たな取り組み:チャレンジショップ)」を公開テーマに、全国から大勢の方が来校され、高い評価を得ることができました。また、昨年度に引き続き、委託事業として、東京しごと財団心身障害者職能開発センター障害者委託訓練「ITの基礎」と「専修学校と若者自立塾と公共職業安定所の連携によるニートに対する職業教育支援事業」を行い、この取り組みを複数の会場で発表する機会を得ました。今後、フリーターやニートという言葉が武蔵野東学園の子ども達には縁のない言葉になるようこの事業の成果を学園の子ども達に還元していきたいと思っております。「職業教育の日」制定を記念する「私のしごと」作文コンクールでは、3年生渡部さんが「私の理想とする職業人」で専門学校新聞社賞を、2年生菅原君が「『フリーター・ニート』私はこう思う」でNPO高等専修教育支援協会理事長賞を、そして、学校として3年連続で優秀団体賞をいただくことができました。 |