武蔵野東学園広報 第36号 平成23年(2011年)3月9日発行
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夢の実現に向けて ~「創立50周年事業」へのお力を~ 理事長 寺田欣司
目 次
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今学園は3年8ヶ月後に創立満50年を迎えようとしています。「混合教育」という世界に例を見ない教育システムを開発した初代学園長北原キヨ先生、そして先生の指導の下にそれを発展させてきた教職員の皆さんのご苦労が、いまさらながら偲ばれます。 これまでの46年の学園の歴史を振り返りますと、その前半は幼稚園開園から始まり、小学校、中学校、高等専修学校そしてボストン東スクールの開校と、厳しい財政事情をかいくぐりながらの拡大発展の歴史でした。そして後半もまた、これはキヨ先生のご逝去から今日までの学園の歴史とほぼ重なりますが、小学校用地の払い下げ、教育センターの創設、北原記念館、北原記念体育館の新築、各園校舎の大幅リニューアルと、今日の学園の礎をなしている投資の連続でした。 「混合教育」であれ「生活療法」であれ、通常の学校とは異なる教育システムを維持するだけでも、財政的にも人材面でも並々ならぬ困難に直面することになります。しかしこれまで武蔵野東学園はそれを克服し実現してきたのです。 なぜそれが実現できたのか、克服できたのか、振り返ってみれば、その裏には、多くの保護者の皆様の暖かい励ましと、絶大なご協力がありました。今さらながら武蔵野東学園は保護者あっての学園、保護者と教職員の協同あっての学園、という感を深くしているところです。 そして今学園は、更なる「生活療法」と「混合教育」の発展を目指し、創立50周年に向けて、ざまざまな事業を計画し、その実現に向けてまい進しています。大きな夢を描いているのです。紙数の関係でここでは50周年事業計画の全容を記すことはできませんが、事業の目的が、自閉症児たちの社会自立に向けて教育内容、および施設を充実させること、健常児たちの心の教育を更に発展させること、にあるのは間違いありません。それに加えて、「生活療法」や「混合教育」の持つ教育成果や教育センターの存在意義について情報発信力をより高め、当学園がひとつの教育機関としてだけではなく、その教育活動が大きな社会的意義を持っている学園であることを、もっともっと日本国内ばかりでなく広く世界の人々にも認知していただこう、とも考えて50周年事業を計画しています。 生前の北原キヨ先生がいつも子どもたちに語りかけていた言葉は、「夢は必ず実現します」でした。そして今、学園の教職員はそれを自分たちに向けて発しています。これまでの46年にわたる苦労とその成果を振り返れば、50周年に向けて計画している事業など、それが夢だけで終わるはずがない。私は自分にそう言い聞かせています。 今後「創立50周年記念事業募金趣意書」などを通じ、またさまざまな学園の集まりなどを通じ、機会あるごとに50周年事業計画の具体的内容をお示ししてゆきますので、保護者やOBの皆さまの事業に対するご理解と、ご支援をよろしくお願い申し上げます。どうか皆さまのお力で「夢」を実現させてください。
募 金 要 項
● 募金目標額 5億円
● 募金期間 2011年3月から2015年3月31日まで
● 募金金額 個人 1口1万円 1口以上 法人 1口10万円 1口以上
※東北地方太平洋沖地震で被災した皆様への救援・復興を第一に願い、趣意書の配布は延期しておりますことをご理解いただきますようお願い申し上げます。 武蔵野東学園
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