今年の教育重点は、昨年度に引き続き「すなおなこころ」でした。園目標のひとつである「すなおなこころ」にこめられた意味をより深く考え、幼児の年齢や発達にあわせて、こころの豊かさを育ててきました。
年度の終わりには教育重点や園内研究の取り組みをまとめて、保護者や地域の方々に発表しています。今年は①「すなおなこころ」からみた教育課程と保育実践 ②幼稚園と家庭の連携の中で~あいさつを大切にする意味と取り組み~ ③科学する心~遊びの伝承と環境構成~ ④混合教育~私の大切な友達になるまで~の4つの研究としてまとめて発表をしました。特に②の取り組みでは、園児、保護者の皆様にあいさつのポスター作りを呼びかけたところ、多くの作品の応募がありました。その作品を幼稚園の中や、道路に面したフェンスや窓に飾らせていただきました。園まつりでのポスター原画展も含めて、みんなで「あいさつ」を大切にしていることを象徴的に紹介できたと思います。
このように幼稚園の取り組みや本園の混合教育の意味は、保護者のみならず、地域の皆様に伝わるように努力をしています。そのために関前の地域行事や会議への参加、またボランティアも積極的に行っています。「地域ふれあいデー」には関前南小学校の校長先生をはじめ近隣の方が見学に来てくださいました。
四季折々の行事はどれも印象深いものになりました。今年はどの行事も天候に恵まれたことはありがたいことでした。5月の運動会では青空のもと思い切り身体を動かして楽しみました。かわいい浴衣姿で友だちと一緒に踊った盆踊り。年長れんげ組のお泊まり保育では、ご家族から離れ、友達と一緒に泊まる経験をして自信をつけました。また山中湖お泊まり保育では、サファリパークでたくさんの小動物と触れ合ったり、大自然の中でネイチャーゲームをしたりしました。おいもほりや中学生と一緒に行ったお餅つき、そして、年度末の府中の森芸術劇場での発表会では、ご家族の皆様のたくさんの応援の中、園児一人一人が精一杯に頑張り、しっかりと最後までやり遂げ、達成感を味わいました。
(画像:発表会 オープニングの様子)
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