武蔵野東学園広報 第41号    平成25年(2013年)3月8日発行

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高等専修学校

  平成24年度を振り返って

NPO高等専修教育支援協会理事長賞の
盾を胸に(2列目中央)

平成24年度 進路決定者の貼り出し

 高等専修学校において特筆すべきは、1年次のクラス編成を4クラス編成にしたことが挙げられます。生徒の個性の多様化に伴い、入学年度を更に少人数制のクラスにしたことにより、生徒一人ひとりを多角的に注視し、指導・援助することができました。その成果は、1年生一人ひとりの現在の姿に表れているのではないかと思います。
「職業教育の日」制定を記念する「私のしごと作文コンクール」では、応募総数4674編の中から3年A組の森數矩生くんが「NPO高等専修教育支援協会理事長賞」に輝き、初年度から8年連続で優秀団体賞もいただくことができました。
 施設関係では、東日本大震災以降の防災対策として、全校生徒が3日間、帰宅できず、学校で寝泊まりしても大丈夫なように、新たに缶入りパンや保存水、クイックシュラフや簡易トイレを購入しました。その他にも発電機、投光器、手巻き式ランタン等の新たな備品もそろえました。また、生徒の安全を第一に考え、防災マニュアルの見直し等も行い、万一に備えています。
 学校行事では、1,2年生対象の林間学習を3泊4日に変更し、1泊延泊することによって、様々な体験学習にゆとりが生まれ、さらに自然と共存することを学び、不便を経験することで日々の生活に感謝する心、生きる力を育てる機会となりました。また、スポーツ大会・紫峰祭・合唱コンクール・スキー教室にも主体的に取り組み、机上の学習では決して得ることのできない素晴らしい経験を積み重ね、今年度も一人ひとりがまた大きく成長できたと確信しております。
部活動においては、夏の全国高等専修学校体育大会において、陸上部男子駅伝優勝、卓球部団体男女アベック優勝、スポーツ吹き矢団体の部優勝、野球部準優勝など、過去最高の成績を収めることができました。また、ラグビー部、陸上部、卓球部は、高等学校体育連盟の大会に出場し、常に高みを目指して取り組んでまいりました。
 本年度も『進路指導〈職業観の育成〉』、『自己開示と表現力の強化』を教育重点に掲げ、日々の学校生活を通して指導してまいりました。その結果は、大学への合格9名、専門学校等への合格16名、そして、厳しい経済状況に影響を受けながらも、就職内定を44名がいただくなど、3年生69名全員が進路決定したところに顕著に表れています。

 第5回中学生こころの作文コンクール

 今年度5回目を迎えた「ここコン~中学生こころの作文コンクール~」。24校の公私立中学校から597編と過去最高のご応募をいただきました。特別支援教育の推進が叫ばれている中、本校が実践している混合教育、心の教育をより多くの方々に知っていただくことを目的に東京都専修学校各種学校協会と東京都中学校進路指導研究会にご後援をいただいて始めたこの「ここコン」は、年を重ねる毎に成熟し、今必要とされている心の教育がここにあるのだと、この応募数から感じているところです。
 厳正なる審査の結果、見事、最優秀賞に輝いたのは東村山市立東村山第四中学校1年長澤いのりさんでした。また、優れた作品を多く寄せていただいた学校に贈られる学校賞は、国立市立国立第三中学校が2年連続受賞となりました。他優秀賞が2名、奨励賞3名、入選5名も決定し、11月10日の紫峰祭時に表彰式が行われました。
 来年度以降も、公私立中学校に働きかけをさせていただき、広く特別支援教育のお役に立てればと思っております。
 
(画像:表彰式での記念撮影)

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