武蔵野東学園広報 第45号    平成27年(2015年)3月9日発行

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幼稚園

  園庭での遊びも充実

 学園創立50周年記念事業として、第二幼稚園の園庭を昨年7月14日から8月30日まで約1カ月半の期間をかけて大改修しました。30本以上の木々を植え、土山を作り井戸も掘り園児が自然に親しめるようにしました。木々も日に日に成長しています。数年後には緑に囲まれた園舎、園庭になることでしょう。またこの園庭は、木々の成長だけでなく、これからも魅力ある園庭に子どもたちや教師たちが手を加えられるように設計されています。既に土山の一部に子どもたちが遊びやすいように砂場を自分たちで作りました。回廊にはタイヤを吊るして揺れる感覚を楽しめるタイヤブランコの設置。丸太から作った平均台、竹で編んだ隠れ家など続々とアイデアを実現しています。
 このような工夫の結果として明らかに子どもたちの遊びが広がりました。環境が変わることで新しい遊びが次々と生まれ、充実したものになっていることを皆が実感しています。土山のてっぺんに穴を掘って水を流したり、草花を摘んで首飾りを作ったり、冷たい冬の朝には、一面にはった霜柱を踏みつぶす感触とともに、霜柱を使った遊びもしていました。自然が増えたことで四季折々の季節感も十分に味わっているようです。
 園庭の改修工事は遊び場の確保だけではありません。園バスの乗降レーンと遊び場を分離させたことで、安全性が格段に向上しています。また、2階に保育室がある園児たちが直ぐに園庭に出て遊べるように考えて、非常時の避難ルートのさらなる充実とあわせて園舎中央部分に外階段を2基設置しました。階段の上には屋根を取り付けて、雨の日でも濡れずに遊べるスペースにもしました。こます。のスペースも居心地が良く、園児の人気の場所となっています。          

修後の園庭の様子

砂場で遊ぶ子どもたち

 

                          新しく設置した中央階段

 

 50回を迎えた発表会

幼稚園では、四季の移り変わりの中でさまざまな行事を位置づけています。それぞれの行事には目標があり、それに向かって根気よく取り組んでいる子どもたちの姿を大切にしています。子どもたち一人ひとりが達成感を味わうとともに、自信を持って意欲的に行動できる子どもに育てたいと考えています。発表会もその一つなのです。
 昭和39年の開園時から始まった発表会も今年で50回を迎えました。発表会に対する創立者の「広い舞台で、照明から音響効果まで本物の舞台装置を使い、子どもたちは全員が主役となり輝きます」という思いは、今も私たち教職員に引き継がれています。

フィナーレの様子

 今回の発表会でも、子どもたち一人ひとりが広い舞台で伸び伸びと表現していました。年少児は初めての舞台でしたが、笑顔いっぱいのかわいい発表でした。年中児は昨年経験していることもあり、友だちと一緒に楽しんで伸び伸びと演技、演奏をしていました。年長児は、一つひとつの作品を最後までやり遂げ、お父様やお母様に喜んでもらえた満足感でいっぱいの姿が見られました。また、5回目から45年間にわたり幼稚園の発表会を支えてくださった舞台監督の伊東さんがこの節目に後進にバトンタッチされました。開会式では園児から花束のプレゼントをお渡しして、皆で感謝の気持ちをお伝えしました。

舞台監督の伊東さんに感謝の花束

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