武蔵野東学園広報 第46号    平成27年(2015年)9月30日発行

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高等専修学校

  第25回 全国高等専修学校体育大会

 7/27(月)~29(水)の3日間、山梨県富士吉田市にある富士北麓公園を会場に、第25回全国高等専修学校体育大会が開催されました。この大会は、全国の高等専修学校で学ぶ生徒達に活躍の場を与え、スポーツを通して心身の鍛錬を図ることを目的として、平成3年に全国高等専修学校協会独自に第1回全国高等専修学校体育大会を開催し、以降『高等専修学校』の全国大会として、現在まで25回継続開催され、毎回熱戦が繰り広げられています。全国高等専修学校体育大会シンボルマークは、本校卒業生の北村裕一郎さん(9期卒)がデザインしたものです。
 本校は、男子駅伝、男子卓球(個人、団体)、男子陸上競技、スポーツ吹矢、男子自転車競技の5種目、総勢24名が参加しました。その中で、男子卓球団体優勝(大会2連覇)、個人優勝、準優勝、スポーツ吹き矢団体優勝、個人優勝、準優勝、男子駅伝
3位、3名の区間賞等優秀な成績を収めることができました。表彰式では、全国高等専修学校協会会長でもある清水校長から直接優勝旗を受け取る場面もあり、生徒たちにとって最高の思い出となる大会となりました。

(画像右上):プログラム表紙のシンボルマーク(上部中央)
(画像左下):卓球男子団体表彰式

 ボストン研修で大きく成長

 本校では、「親元を離れ、生活や学習を自分で管理することによって、一層の人間的な成長を図る。また、アメリカの文化にふれて国際的な視野を広めるとともに、自閉症児と生活を共にして、世界に通じる福祉の心を身につける。」という目的を掲げ、姉妹校であるボストン東スクールでの研修を実施しています。この研修は、目標を持って自ら学ぶという気持ちが大切です。特に、2ヶ月間、親元を離れて生活しますので生活の自立、掃除、洗濯、身の回りのことを全てやることになります。健康面においても同様です。この2ヶ月間の経験はとても貴重なもので帰国後の成長は大きく、ほとんどの生徒が親のありがたみを知り、また、将来の進路の方向性を定めてきます。実際に教育、福祉関係に進む生徒も多くいます。
 今年度は、2年生岩井華穂さんが6/13(月)~8/13(木)の2ヶ月間、研修を行ってきました。異国での多くの発見を通して学び、一回り成長した姿がここにあります。これからの学校生活の中で、この経験を活かしてくれることを期待しています。

ボストン研修に参加した岩井華穂さん

 文部科学省委託事業採択

 平成27年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業について、本校より「発達障害のある生徒等、特別に配慮が必要な生徒が学ぶための教育カリキュラム等の開発~職業教育と混合教育(インクルーシブ教育)の成果~」と「発達障害のある生徒など特別に配慮が必要な生徒の就労支援及び卒業後の定着・フォロー支援の確立」の2事業を提案し、採択されました。本校としては、平成21年度以来6年ぶりの委託事業推進となります。発達障害等の生徒の教育支援及び就労支援等について、本校が実践している職業教育と混合教育をもって取り組んできたカリキュラム及び実践記録をまとめ、広く全国の高等専修学校、高等学校をはじめとする後期中等教育機関に普及することを主旨に取り組んでいくことになります。

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