武蔵野東学園広報 第47号    平成28年(2016年)3月9日発行

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中学校

 「問う力」をつける『研究活動』

 将来につながる新しい学びとして、1、2年生は「研究活動」に取り組んでいます。「研究活動」の過程で大切にしているのは、自ら「問い」を見つけること、そしてそれを深め、検証して答えを見出していくまでの力をつけることです。今年度は途中経過の発表を少人数ゼミ形式で行いました。レジュメを作成し、友だち同士で疑問点を指摘しあったり評価しあったりすることは新鮮で、新たな発想にもつながりました。2年生は学園祭で、展示とともに来校者に向けてのプレゼンテーションも行いました。初めて取り組んだ1年生にもユニークな研究が見られました。
「優秀賞」受賞作品のテーマ
 2年生 ・会社(経済)と株の関係
・洗濯の洗剤マスターになる
・第5の味「うま味」について
・ドラッグストアの機能と役割
・市民農園 ~都市における農業の共存~
 1年生  ・英語で小説を書く
・日本人が誤解しやすい/誤解されやすい 
 ハンドジェスチャー
・名画に秘められた価値
・より強い粘着力の接着剤をつくる

 聖心インターナショナルスクール
         との美術交流

 1月29日、中学校の生徒10名と高等専修学校の生徒5名で、広尾にある聖心インターナショナルスクールを訪れ、美術の交流授業を行いました。今回のテーマは“THE MAD HATTER’S TEA PARTY-Creating 5 Crazy Teapots!”でした。これは、「不思議の国のアリス」のパーティーシーンに登場するクレイジーなティーポットを作ろうという企画です。聖心の生徒と東学園の生徒混合の5チームで、アイデアを出し合い、デコレーションをし、色を着け、オリジナリティいっぱいの素敵なティーポットを制作しました。また、午後からは“One World Day”というイベントを見学しました。聖心の生徒たちが、それぞれの国(45カ国)の民族衣装を着て行うパフォーマンスに感激、終日笑顔の絶えない楽しい交流を行うことができました。作品は、関東のインターナショナルスクールの美術展である「アートスケープ2016(麻布子ども中高生プラザ)」に展示されました。

 平成27年度
        高校入試 合格状況

 15歳という心身ともに成長した時期に、将来を見通し、自分の可能性を追求する受験の機会は、生徒を大きく成長させます。近年の高校受験は、学力伸長を重視して都立の進学指導重点校の人気は高く、そして都立の推薦入試ではリーダーシップやプレゼンテーション能力が評価される面接や集団討論が取り入れられています。学力のみならず、行事の企画や運営、部活動での活躍、生命科などで考えてきたことを話すなど中学時代の諸活動を総合しての選考は、本校の生徒が得意とするところです。
 進学指導をカリキュラムの一環に位置付け、校内指導だけで受験に対応する十分な態勢のもとで、今年も将来の目標に照らしてそれぞれが合格を勝ち取り、進路を決めました。

27年度(31期生) 高校入試合格状況
  〔国立〕筑波大附属
  〔都立〕日比谷、国立(2名)、西、戸山、
      八王子東、新宿(2名)、武蔵(3名)      
  〔私立〕早稲田実業、国際基督教大学、
      桐朋、青山学院、中央大学、
      明治大学付属中野 ほか 

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