武蔵野東学園広報 第53号    2019年 3月8日発行

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中学校

 探究科 プレゼンテーション

 教科の枠をこえた主体的な学びの姿勢を培う『探究科』。それぞれが「知りたい」と思うことを「問い」にして、オリジナルの「答え」を探っていく活動で、2008年より『研究活動』として行ってきたものを昨年度から『探究科』として正課授業に組み込みました。
 今年度は2年生AB組の有志生徒によるプロジェクトも立ち上がり、より充実した取り組みに発展しました。2年生は約1年間をかけた個人探究を完成させ、11月の審査会で優秀賞・佳作等を決定、その後、1月には全員がパワーポイントを使ったプレゼン発表を行いました。夏に導入した電子黒板を使い、訴求力のある発表となりました。
教室でのプレゼン 代表者による発表

最優秀賞

資源の活用とエネルギー
~身近なゴミから固形燃料を作る~

優秀賞

命に関わる!? 食品添加物
プライベートブランド(PB)商品の浸透とこれから
非常無線の未来
洗濯ラクラク靴下の発明で一攫千金!?
 商品開発~販売、 そして私がやりたいこと
新聞の報道の比較 ~報道の真実~
伝統工芸の衰退とその対策
社会問題をテーマに小説を書く!

佳作

アニメーションの発展
 ~3Dアニメーションを制作する~
多摩川の外来魚問題
日本語のあたらしい可能性
 ~オノマトペの世界~
人工知能の有効な使い方
 ~プログラミングを通して考える~
迷信について
ファンタジーを書く

 科学研究同好会

 理科好きな生徒のために、学校外の大学や研究所と提携して「サイエンスラボ」「テクノロジー探検隊」などの活動を頻繁に実施しています。今年度は科学研究同好会が発足し、理系の世界を探究する生徒の活動の幅がさらに広がりました。
  内容は生物・地学・物理・化学の四分野を網羅し、教科書範囲を超えた発展的なもので知的好奇心を刺激するものばかりです。今年度スタートしたこの同好会は今後さらに充実していくことでしょう。
《活動内容》
  4月 プランクトン採取・観察
  5月 ゾウリムシ培養
  6月 水の電気分解・燃料電池 
  7月 農工大科学博物館見学
  9月 テルミット反応
10月 キラキラスティック
12月 イカの解剖
  2月 イオンクラフトの研究
   Sphero Boltを使った
        プログラミング

 2018年度 高校入試 合格状況

 15歳という心身ともに成長した時期に、将来を見通し、自分の可能性を追求する受験の機会は、生徒を大きく成長させます。近年の高校受験は、学力伸長を重視して都立の進学指導重点校の人気は高く、そして都立の推薦入試ではリーダーシップやプレゼンテーション能力が評価される面接や集団討論が実施されています。学力のみならず、行事の企画や運営、部活動での活躍、探究科や生命科などで考えてきたことを話すなど中学時代の諸活動を総合しての選考は、本校の生徒が得意とするところです。
 進学指導をカリキュラムの一環に位置付け、校内指導だけで受験に対応する十分な態勢のもとで、今年も将来の目標に照らしてそれぞれが合格を勝ち取り、進路を決めました。

2018年度(34期生) 高校入試合格状況 
〔国立〕筑波大附属(3名)
〔都立〕日比谷、国立、西(4名)、戸山(2名) 
 立川、国分寺、駒場、武蔵      
〔私立〕早稲田大学高等学院、渋谷教育学園幕張、
 慶應義塾志木、豊島岡女子、桐朋、
 国際基督教大学(4名)、國學院久我山、  
 中央大学附属、中央大学杉並(2名) 他

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