武蔵野東学園広報 第54号    2019年 9月27日発行

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幼稚園

 第一幼稚園・園庭大改修 

園庭中央に小高く土をつみ上げた“築山”を設置

園庭に出て大興奮!

中村様のメモリアルプレートを設置

 
 学園創立55周年の節目の夏、7月中旬から8月末のおよそ1ヶ月半の期間をかけて、第一幼稚園の園庭を大改修しました。園庭は、子どもたちの身体と心の成長にとても大切な環境です。そこで子どもたちの育ちにつながる環境について、1年前から職員間で話し合いを重ねてきました。「地面の素材は自然に近いものを」「季節を感じられる木々を植えよう」「土管のある築山(つきやま)で立体的な空間を」「園庭ですぐ遊びに出られる動線は」「砂場は園舎の近くですぐ遊べるようにしたい」等々、夢を語ることからはじまり、環境に込めた願いを出し合い具体的な設計図が仕上がりました。そして、新しい園庭環境の実現に向けて一つ一つ作業が進められていきました。いろいろな困難はありましたが、園児の育ちに必要な園庭環境を考える、とても有意義な時間でもありました。
 夏の工事は順調に進み、8月末に予定通り工事は完了。園庭中央には高さおよそ1メートルの築山が現れ、シンボルツリーの<桂>の木が見事にそびえ立っています。他にも、季節を感じられる種類の木々が植えられ、緑豊かな園庭になりました。
 園庭に出てすぐの場所には子どもたちの大好きな砂場を新たに設置。また、水場も遊びやすい位置に増設したり、心地よい日陰を作る日よけタープ用の柱が設置されたり、築山の周囲には香り豊かなウッドチップ、そしてフラットな部分には新しいゴムチップが敷かれたり、思う存分に遊び込める環境になりました。
 始業式の日、子どもたちに新しくなった園庭の話をするとみんな大喜び。そして実際に園庭に行くと大興奮でした。さっそく築山に登って見晴らしのよい景色を楽しんだり、傾斜を登ったり下ったりするのを繰り返したり、手前のウッドデッキからジャンプしたり、夢中になって遊んでいました。
 第一幼稚園は、三方がマンションや畑等に囲まれていて工事の重機を入れるのが難しく、隣の中村様の畑を夏の休耕地期間中に重機の通り道として一部使用させていただくことができました。地域のご支援を受けて工事が実現できたことも本当に嬉しいことでした。
 数年前に大改修した第二幼稚園の園庭も子どもたちと一緒に環境の工夫改善を続けてきました。第一幼稚園の園庭もこれからが新たな始まりです。子どもたちと一緒に、いつまでも夢中になって遊べる豊かな環境を考えていきたいと思います。
  保育情報誌に幼稚園の特集記事

 保育者向け総合誌の世界文化社から発行の月刊誌『保育情報誌PriPri』に、2019年4月から武蔵野東幼稚園の“生活療法”と“混合教育”について、月1回の特集記事でとりあげられています。

 

 アートディスプレイが完成

 ロープを組み合わせて作られたアートディスプレイが、ひまわり階段上吹き抜けに完成しました。これは、2018年度卒園記念品として7月の1年生ホームカミングデーにあわせて製作が進められてきたものです。園訓の文字がプリントされた幕がランダムに吊るされ、園内を通り抜ける風になびいて揺れる、とても素敵な空間となっています。

 

4月号特集/発達支援の現場から

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