3年生の生命科では「死生観」の学習を行っていますが、今回はホスピスやターミナルケア(終末期医療)についての考えを深めました。がん看護専門看護師が余命わずかと宣告された患者と向き合い、懸命に支える姿や、そのサポートを受けながら気持ちを整理し、最期には心穏やかに命を終えていく患者の様子を見て、ターミナルケアの在り方や「自分だったら…?」と考える学びの機会となりました。
以下生徒の感想より。
「死に近い人たちとこれからどう生きるかについて対話を通して前向きに励ます看護師の姿がとても印象的でした。治療の手立てがないと宣告された人々は心にも痛みを抱えていて、それに対して優しい言葉で寄り添い、“声にならない声を聞く”姿に感銘を受けました。」
「ホスピスの看護師は、患者が最期を安らかに迎えられるようにしながらも、スピーディーに判断していかなければならないとても難しい仕事だと思いました。終末期医療というもの自体も知らなかったので、今回の授業で学ぶことができて良かったです。」