英語教育
4技能(読む・聞く・話す・書く)を効果的に習得し、
生きた英語を身につける
授業はオールイングリッシュで行うこともあり、言語習得の基本である4技能を効果的に学んでいます。例えば1つの単元において文法学習のあと、スラッシュリーディング、シャドーリーディング、スピードリーディングといった徹底した Reading を行います。さらに Speaking、Writing と進む過程で生きた英語を身につけていきます。また、常勤のALT(外国語指導助手)が日常の英会話環境をサポートし、Listening と Speaking をはじめとした4技能を向上させています。さらに週1時間の英会話の授業はコンピュータを通じ、外国人講師とオンラインで行います。マンツーマンで行うため、発音や文法の細かい部分まで指導やフィードバックがあり、より自然な英語を身につけることができます。
生徒一人ひとりに合わせた習熟度別授業
1・2年次の習熟度別授業は、特別コース(Experts in English)、一般コース(Advanced上級グループ/ Intermediate標準グループ)という3グループ編成で行われます。どのコースもやや早めの進度で中学校課程を終え、3年次は主に総復習と応用力を養います。グループ編成は定期テストごと年5回行っています。
特別コース Experts in English |
英語圏からの帰国生や、高い英語力を持つ生徒を対象にしたコースで、高校の学習 内容にも踏み込んで、実践的な英語力(英検2級レベル以上)を身につけるコース |
英検取得目標 1年生:3級/2年生: 準2級/3年生:2級 |
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一般コース(上級グループ) Advanced |
スタート時は英語学習経験者を対象としたグループで、高度な英文法や英会話学習 を行い、英検準2級以上の英語力を身につけます |
英検取得目標 1年生:4級/2年生: 3級/3年生:準2級 |
一般コース(標準グループ) Intermediate |
スタート時は英語の学習経験が浅い生徒を対象としますが、基礎からの丁寧な学習 指導により、英検3級以上の英語力を身につけます |
英検取得目標 1年生:5級/2年生: 4級/3年生:3級 |
3年生の約8割が準2級以上を取得
本校では英検資格取得を推奨しており、年1回は必ず受検しています。
2023年度3年生の卒業時の取得率は、2級以上が25%、準2級以上が85%、3級以上は98%です。これまで英検協会から「優秀団体賞(取得率部門)」を5回受賞しています。
週に1度の外国人講師との1対1のオンライン英会話は、Listening、Speaking力の向上を、本校オリジナルテスト“WIT(Words and Idioms Test:年8回実施される進級式テスト)”は、語彙力の強化を支えています。
※2級は高校卒業程度、準2級は高校中級程度、3級は中学卒業程度に相当します。
東京都全体では中学3年生の英検3級以上の取得率は40.5%、高校3年生の準2級以上の学力を有すると思われる生徒の割合は50.0%(2021年12月データ)ですので、この結果と比べ、本校生徒の英語力の水準の高さがわかります。
■WITの各グレード(G1からG12まで)と英検取得級との関連
英語が身近にある学校生活
ネイティブスピーカーの先生によるイマージョン授業や校外学習の事前学習として京都奈良の見学場所についての英語プレゼンテーションをするなど、英語の授業以外にも、学校生活の中で英語に触れ、使う機会を数多く取り入れています。また、1・2年生は語学研修の一環としてTOKYOGLOBAL GATEWAY(東京都版英語村)で年に1度、英語漬けの一日を過ごし、年度末には全校で英語スピーチコンテストを開催しています。ほかにネイティブスピーカーの先生とは日々ホームルームで共に活動したり、少人数グループの英会話、クラス単位での英語交換日記などを行い、身近に英語を使う機会となっています。
理数教育
深く追究し 論理性を養う
「数学」は数学的な知識を活用し、根拠と結論を積み上げて推察し、深い思考を追求する教科です。単純に答えを求めるだけでなく「なぜそうなるのか?」「ではこうなったら?」といった思考の発展を楽しみながら授業を進めています。
「理科」では身のまわりの現象への発端に問題を見出し、探究して規則性を発見することなどから、科学的に解決する力を育てています。「観察・実験」を大切にし、「予想」したことを確かめ「結論」に到る過程を通して、論理的な思考力を養っていきます。
数 学
少人数制の習熟度別授業
1・2年次の習熟度別授業は、特別コース(Experts in Mathematics)、一般コース(Advanced上級グループ/ Intermediate標準グループ)という3グループ編成で行われます。どのコースもやや早めの進度で3年1学期までに中学校課程を終え、以後は入試問題演習に入ります。グループ編成は定期テストごと年5回行っています。
特別コース Experts in Mathematics |
数学に対して興味があり秀でた能力を持つ生徒が、将来専門分野に進めるだけの基礎力を育成することをめざし、 高校内容にまで踏み込んだ高度な内容で進めます |
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一般コース(上級グループ) Advanced |
論理的な筋道をしっかり押さえることと徹底した問題演習を並行して行うことで、確かな応用力を養成するグループです |
一般コース(標準グループ) Intermediate |
基礎的な考え方をしっかりと身につけた上で問題演習を数多くこなし、当初不得手と感じていた問題も自然に解ける力をつけます |
オリジナル教材
教科書に加え、日常的に取り組んでいるのが本校教員作成によるオリジナル教材です。毎回の授業で行っている『今日の計算』は、既習事項を網羅した内容で、常に全範囲の復習を可能にし、実力の底上げに効果を発揮しています。また、分野ごとの補強問題を取り入れたオリジナルテキストによって豊富な問題演習を支えているのも大きな特色です。さらに特別コースでは『新Aクラス中学数学問題集』(昇龍堂)を使用して発展的な内容を扱い、他に高校範囲の高度な内容も取り入れています。
なぜ?を大切にし、なるほど!を実感
学ぶ過程で浮かぶ疑問をテーマに据えた「『?なぜ』レポ」という取り組みをしています。「-(マイナス)かける-(マイナス)はなぜ+(プラス)になるのか?」「正多面体はなぜ5種類?」など、ただ公式として覚えるのではなく、考え、検証する過程で、自分で解き明かそうという姿勢が育ちます。
理 科
豊富な実験・観察とレポートの作成
事象の法則性を単に覚えるのでなく、深く理解するために、何よりも実体験を重視しています。そのため実験・観察を3年間で約80回行っています。観察に欠かせない光学顕微鏡と双眼実体顕微鏡は1人1台、電流の実験装置も1人1セットを備えるなど設備も充実しています。さらに過程・結果を「実験・観察レポート」としてまとめていくことで、考察を確かなものにし、論理的思考力を鍛えます。
■実験の例
「火山の形(1学年)」マグマの粘り気の違いにより、火山の形が変わることを実験によって確かめる。
そのため粘りを変えた特殊な物体を板の穴から押し出し、できた山の形がどのように変化するのかを観察する。
関心・興味を育てる企画
興味・関心こそ、学問への原動力であると考え、年に数回程度希望者を募って専門性を追究する参加型イベントを企画・実施しています。国立天文台の教授による講義を受けたりするほか、「テクノロジー探検隊」ではJAXA調布航空宇宙センターやつくばEXPOセンターなどを訪れ、最先端の技術について説明を受けたりしています。また、また「東中サイエンスラボ」では、法政大学植物医科学センターの教授による出前授業や大学実験室での体験など、先端技術分野のイベントを企画しています。