1年生の生命科では引き続き「生きること、命の尊さ」について考えを深めています。今回は、白血病と闘いながらも自作絵本「いちばん大切なもの」をつくりあげたのち、中学1年生という若さでこの世を去った清水美緒さんのドキュメンタリー番組を2週に渡って視聴しました。辛い闘病生活の実態、その中でも明るく希望をもって生きる美緒さん、そしてその彼女を支える家族の姿を目の当たりにし、各々が「生命」に対して深く考える時間となりました。
以下、生徒の感想です。
「私たちがいま生きていることは当たり前のように感じるけど、それは決して当たり前ではなく、生きたくても生きられない人がいる。そのような中で私が生きていられるということはとても幸せなことだと思った。彼女の人、ものに対する捉え方は『苦しみ』が分かるからこそのものだと思う。彼女自身ももちろん辛いけど、それを現実として受け止めなければならない家族も相当な辛さを抱えていただろう。」
「美緒さんの絵本が今、病気で辛い思いをしている子供たちの『勇気』、『希望』になることが、美緒さん自身が一番願っていることだと思う。命を見つめるには早すぎる年齢だったけど、絵本を残してくれて、たくさんの人が救われたと思う。」