2年生の社会科歴史では、明治時代の解放令について学びました。この時代四民平等が制度上実現したものの、えた・ひにんの身分とされた人々への差別が残っていたこと、また同和問題として現代でも差別が残っているという現実を知り、生徒たちはこの問題の根深さを実感していました。その後、SDGsの教材を活用して、差別問題が17の目標のうち、どの項目と関係があるのかを話し合いました。「目標10 人や国の不平等をなくそう」や「目標16 平和と公正をすべての人に」以外でも、差別を受けたことによって「1 貧困をなくそう」や「11 住み続けられるまちづくりを」につながるのではないか?といった意見もあり、対話の中から深い学びにつながる時間となりました。