本物の美術作品の鑑賞を通して、興味や関心を深める機会として、本校では毎年、美術館見学講座(希望者)を実施しています。
今年度は12月2日(土)に東京国立近代美術館にて、企画展「生誕120年 棟方志功展」と、所蔵作品展を見学しました。
棟方志功の大小さまざまな大きさで表現された版画を中心とした作品や、近代の絵画や彫刻などを間近で観ることで、教科書や画集、webなどでは感じ取ることの出来ない作品のスケールや、絵肌、質感を生徒たちは体感し、気付いたことをワークシートに書き込みながら鑑賞しました。
大きな作品を前に、生徒たちは驚きにも似た生き生きとした表情をしており、じっくりと鑑賞し、メモを取る姿が印象的でした。
生徒からは「観たい作品がたくさんあって、時間が足りないぐらいです。」
「作者それぞれに表現の違いがあり、作品を前にそれらが伝わってきて、とても感動しました。」
「美術館での鑑賞は、大きな作品から迫力を感じたり、表現の大胆さや繊細さなどを間近に感じ取ることができました。これからもいろいろな作品を観ていきたいです。」などの声が聞かれ、今回の講座を機会に、美術作品の多様さや美術館の魅力を感じることができたと思います。