本校では教科横断型の授業を「コラボ授業」としてカリキュラムに組み込んでいます。
今回2年生では国語と英語のコラボ授業を行いました。テーマは「枕草子を英訳しよう!」。
2年生は2学期の国語の授業で枕草子を暗唱し、学習しました。それを踏まえ、枕草子の第一段をいくつかに分け、グループごとに紙の和英辞典を使って英訳に挑戦しました。「春はあけぼの」一つ訳すにも、意味を重視してThe dawn is most beautiful in spring.とするのか、作者の思いを尊重して、語順をなるべく変えないようにIn spring the dawn is most beautiful.とするのがいいのか、正解がないところも今回の課題のおもしろい点です。生徒は辞書で調べるために言葉をあれこれと置き換えるのが難しかったようです。それぞれが英語の授業で習った文法や熟語を駆使して熱中する様子が見られました。今回の学習を通して、改めて日本語に省略が多いこと、英語の主語と動詞の重要性など、文法的な特徴に気づくことができました。