本校では、SDGsに関わる様々な課題についての知識や考えを深めるための『SDGs Day』を毎年開催しています。第1部はSDGsプロジェクトに所属している生徒たちがクイズ形式で基本的な知識や情報を紹介しました。さらに寸劇を交えてレインフォレスト・アライアンスについての情報発信も行いました。第2部では、JICA(国際協力機構)より、青年海外協力隊として2年間パナマで活動され、現在はフリーの柔道家・フォトグラファーとしてご活躍されている射手矢元太氏をお招きして、パナマの現状や課題についてお話しいただきました。後半には、「貧困とギャング」と題してSDGsの課題解決に向けてどのような方法が考えられるかについてグループで意見交換をしました。射手矢氏の経験をもとにしたリアルなお話からパナマの現状や課題点を知ることができ、生徒たちは世界の課題に向き合う意識を高めていました。以下、生徒の感想の一部です。
私たちが暮らしている日本とは全くちがったパナマの環境について詳しく知ることができました。青年海外協力隊で活動されていて、その現地に実際に行ってみないとわからないことも、たくさんの画像や動画なども用いて説明してくださったので、とても分かりやすくより具体的な内容が学べました。SDGsの達成には遠いようなものもあり、政府が変えていくべき点や国民一人ひとりが改善していくべき課題点など様々あると分かりました。(1年)
私は、射手矢さんがパナマに行ったこと、行動したことについて、すごく尊敬しました。今回お話を頂いたことで、SDGsについて向き合う大切さ、課題について一人ひとり考えていくことがどれほど大切なものか、改めて実感することができました。私もこれから、世界的な問題に向き合っていき、射手矢さんのように自分から行動できるようになりたいです。(2年生)
講演を通して、食文化や気候、先住民族の文化についても学ぶことができ、非常に勉強になりました。特に動物が暴れている動画やバス・電車のお話からは日本との文化の違いが伝わってきたため、世界の広さや多様性についても実感しました。また、「自分のため、他人のため、バランス良く」という言葉は非常に印象に残りました。自分のことだけ、他人のことだけをそれぞれ考えるのではなく、幅広い視野を持って過ごしていきたいです。(3年)