「生命科」とは本校オリジナルの教科で、自分の存在の重さを知り、他の人の命の重さも感じることのできる生徒であることを願って設置しています。週1回の授業では、先生が「教える」時間にするのではなく、生徒自身が発表や意見交換をしたりしながら「立ち止まって考える」時間を大切にしています。単元は学年ごとにさまざまで、友愛・SDGs・将来観・共生社会・ニュースリテラシー・死生観など多岐にわたります。
3年生の生命科のテーマは「平和」と「死生観」。スタートの今日は若者を死に向かわせた作戦とも言われる特攻についての映像を通した学習でした。どのような思いで戦争の時代を生き、亡くなっていったのか、当時の若者の思いに焦点を当てて考えました。
以下、生徒の感想です。
「『死にたくない』と思っているのに死ななければならない絶望・怒りを、名誉という言葉の裏で思っていたと感じた。」
「戦争を終わらすため死ななければならないという葛藤が生まれたと思う。家族のために、弟の特攻隊員にさせないために、散っていったのかもしれない。」
「恐怖におびえず空を当たり前のように見上げられるのは、今がそれほど平和で幸せなんだなと思った。」
今後も過去の事実を知り更に 考えを深めていきます。