本校では、毎年、外部より講師をお招きして「ニュースリテラシー」に関する講演会を開催しています。一昨年、昨年に引き続き、読売新聞教育ネットワーク事務局アドバイザー、NIE企画デザイナーの田中孝宏氏をお招きして、「ニュースに触れ、考え、話し合おう」という演題で講演いただきました。縄文時代の人々はどのように情報を伝達していたのか、そこからどのようにしてメディアが誕生し、現在に至ったのか、様々な切り口から生徒たちに問いかけます。はじめは講演を聞く姿勢だった生徒たちが、どんどん主体的に発言していき、参加型の講演会となっていきました。シチズンシップ教育についても触れられ、武蔵野東中学校ではすでに実践されているとのお言葉もいただきました。第二部では、1〜3年生混合の班をつくり、「投票率75%を実現するための政策を考えてください」というテーマでグループワークを行いました。以下、生徒の感想を紹介いたします。
「何か関心のあるニュースを見つけて追いかけてみることをこれからしていこうと思いました。分かったことを疑問として、自分なりに解答を出して友達や家族に問う、ということがどれだけ大切なのかを知ることができました。」3年生
「情報社会の中で、インターネット等の情報がなぜ危ないのか、テレビや新聞の信頼性が高い理由なども知れてよかったです。情報の真偽を見極め、取捨選択をし、正しい情報のみをよく理解して、政治や社会などに興味関心を持っていきたいと思いました。」2年生
「ニュースを見て、自分で考えて、疑問を見つけたり、まわりの人たちといっしょに意見を伝えあって、自分たちなりに考えをまとめたりすることが大切だとわかりました。また、誤った情報を信じないように、一度立ち止まって考えてから決めたいと思いました。」1年生