サイエンスラボ「植物の病原菌観察教室」

2024/12/04

希望者対象の科学講座「サイエンスラボ」の企画として『植物の病原菌観察教室』を、法政大学の生命科学部応用植物科学科の実験室にて開催しました。担当の教授より植物の病原菌の研究が食糧問題でどのように生かされているか、また今後の問題点などの講義があり、その後学内の施設を見学しました。多種類の植物や菌が培養されている装置などの説明を受け、メダケとエノキの病原菌を光学顕微鏡と電子顕微鏡で観察しました。葉から病原菌を採取しプレパラートを作る作業に取り組む生徒たちの表情は真剣そのものです。菌を培養する作業では、ローズマリーやレモンなど身近な物から抽出した液をかけてどの程度菌の増殖が抑えられるかという作業も行い、後日担当の先生が結果を画像で送っていただくことになりました。植物の病気を抑えられるという発見につながるかもしれません。生徒たちが普段体験できない貴重な実験観察ができ、大変有意義な時間になりました。