武蔵野東中学校では、「理科教育の推進」を重点の一つに掲げており、生徒たちが、授業だけでなく様々な専門分野の方からの刺激を受けながら学べる機会を設けています。今回は、法政大学で植物医科学の研究をされている先生と研究室の大学生をお招きした「植物の病気と農薬の効果」についての講義・観察を希望者対象に開催しました。白絹病という植物病の菌を根元につけておいたキュウリと、白絹病と農薬を混ぜたものをつけておいたキュウリを比較すると明らかに後者の方が健全に生育していることがわかり農薬の殺菌効果がはっきり確認できました。さらに実際に白絹病菌を顕微鏡で観察しましたが、生徒たちの黙々とスケッチしている姿が印象的でした。植物の健全な生育にはどの時期にどのように農薬を使うのが有効なのか学ぶことができ、大変有意義な時間になったと思います。