本校独自の教科である『生命科』は、「自分の存在の重さを知り、他の人の重さを感じることができる」という理想の生徒像を目標に、実施されています。今回は、いじめを扱ったドラマを視聴しました。クラスで実際にいじめが起きていると知った教師は、生徒を「いじめる子」と「いじめられる子」に割り振り、ロールプレイングを行います。「いじめる子」役の行為が周囲の歓声につられてエスカレートしたのに対し、「いじめられる子」役は「もしこんなことが続いたら、学校にも来たくないし、死んでしまいたいって思うかもしれない」と述べていました。このドラマを通して、各々がいじめに対する考えを深めることができたようです。以下、生徒の感想です。「だんだんいじめる側が楽しくなったのかやることがエスカレートしていって自分をコントロールできなくなっていました。いじめられる側もエスカレートしていくうちに笑顔が消えて嫌な気分になっていったのが伝わってきました。始めは軽い気持ちでもどんどんコントロールが効かなくなってしまうのが怖いと思いました。」「みんながいじめていると自分もいじめなきゃ今度は自分がいじめられるかもと思ってしまい、(いじめを)してしまうかもしれません。(いじめられると)頼れる人が誰一人いないので、本当につらいし怖いと思いました。」