本校独自の教科である『生命科』は、「自分の存在の重さを知り、他の人の重さを感じることができる」という理想の生徒像を目標に、実施されています。本日の生命科では、「生命の定義」について考えました。「『生命』とは、『生きている』とは、どういう状態を指すのか」にというテーマについて思いつくままに書き出し、意見交換をしています。「心臓が動いている状態」「呼吸をしている状態」「感情・表情がある状態」「細胞分裂(成長できている)している状態」「生きたいと思っている状態」など、様々な意見が挙がりました。最後に生物学的な生命の定義に関する文章を読み、感想をまとめています。「生命」への想いは様々でした。以下、生徒の感想です。
「普段の日常生活で意識的に呼吸をしてはいません。生きているという実感はあっても意識して生きているわけでもありません。しかし、そのことについてどう感じるのか、どう考えるのかはその人によって違ってくることで、決まって正しいというのは難しいことだと思います。」
「周りの人の意見を聞き、互いに考え合うことも“生きている”証拠だと思います。私にとっての一番の“生命の定義”は“支えられること”です。家族や周りの人に“支えられている”からこそ、生きていられるのです。」